2007-05-16
ミサ To be continued
車を首里城に向かわせる。パーキングに車を止め、首里城に入る。
ミサ「大きいね」
雅浩「ああ。何か腹が減ってきたな。なんか食べようぜ」
ミサ「るるぶでチェックした、国際通りの大東そばがいいな」
雅浩「いいよ。そこ行こうぜ」
シボレーを国際通りのパーキングに止めて、大東そばに入る。
店は混んでいて、10人程客がいた。
ミサと雅浩は大東そばを注文した。
大東そばが運ばれてきた。
雅浩「うまい。この豚のバラ肉、超美味いよ」
ミサ「おいしいね。スープがすごくおいしい」
ミサと雅浩は大東そばを出て、北谷コーヒーに入り、ゴーヤーミックスジュースを注文した。
雅浩「うわ。ゴーヤだ」
ミサ「苦いね。でもおいしい」
ミサと雅浩は北谷コーヒーを出て、おきなわ屋スクランブル店に入った。
ミサ「わあ。かわいいのがいっぱいあるよ。あっ、キティちゃん。これ、沖縄限定だね」
ミサは、シーサーキティを買った。
那覇ビーチサイドホテルにチェックインした。
ホテルでシャワーを浴びて、ミサはラ・シィエラでマッサージをした。
国際通りの龍球でミサと雅浩は合流し、泡盛を飲んだ。
ソーキのスタミナにんにく焼きを食べた。
泡盛をしこたま飲んで、ミサと雅浩はカラオケ・ボックスに入った。
2時間歌って、ホテルに戻って、すぐに寝た。
翌朝、ホテルをチェックアウトして、シボレーに乗って、沖縄美ら海水水族館に行った。
ジンベイザメがゆったりと泳いでいた。
水族館を出て、万座ビーチに向かい、スノーケリングをした。
ミサも雅浩もスノーケリングは初めてだったが、水に入ると上手く泳げた。
小さなきれいな魚が泳いでいる。
ミサは魚に餌をあげた。
万座全日空ホテルにチェックインして、ホテルで休憩した。
夜、ホテルのバーで、ミサはカンパリ・オレンジ。雅浩はスコッチをロックで飲んだ。
12時まで飲んで、部屋に戻った。
2007-05-15
当番-亜紀ちゃんとぼく-
ぼくは亜紀ちゃんとTOHOシネマズに『スパイダーマン3』を観に行った。トビー・マクガイワーがとってもキュートだった。
ハリーと仲直りして、ぼくはとても喜んだ。
映画が終わり、サーティーワンでラムレーズンのシングル・コーンを食べた。
その後、邪宗門に行き、ブレンド・コーヒーとピザ・トーストを食べた。
食後に一服した。
亜紀ちゃんは煙草を吸わない。
ぼくは亜紀ちゃんに煙がかからないように、煙草を吸った。
邪宗門を出て、みずき通りのTABATHAに行った。
森久保さんが店番していた。
ぼくは今日観てきた『スパイダーマン3』の話をした。
森久保さんも観たいと言っていた。
亜紀ちゃんが春物のワンピースを買った。
TABATHAを出て、INDORAに入って、カレーを食べた。
食後に、マンゴー・ジュースを飲んだ。
INDORAを出て、中古レコード屋のヨネザワに行った。
ジョアン・ジルベルトとブリトニー・スピアーズののCDを買った。
家に帰って、ジョアン・ジルベルトのCDを聴いた。
9時になり、BS2で『ベルリン天使の詩』を観た。
途中で飽きてしまい、Macで、『Life On Mars』を観た。
ジョン・シムがいい。
4話まで観て、ベッドで眠った。
隣で亜紀ちゃんがもう寝息を立てていた。
ぼくは寝付かれず、ベッドの中で悶々としていた。
結局、4時まで眠れなかった。
6時半に起床なので、2時間半しか眠れなかった。
朝になり、ベッドから抜け出し、髭を剃る。
会社に行く。
その日は一日中眠くて仕方がなかった。
飲みに行かないかと誘われたが、今日は疲れているからと言って、断った。
定時に仕事を上がり、真っ直ぐ家に帰った。
家に着くと、すぐにシャワーを浴びた。
シャワーを浴びていると、亜紀ちゃんが帰ってきた。
「これから晩ご飯の支度するからね。ゆっくり入っててね」
夕飯はニジマスの焼いたのだった。
ぼくは上高地でニジマスを食べて以来、ニジマスが大好きだ。
「ぼくの好物だね」
「うん」
「今度の休みには、どこかレストランで夕飯食べようか」
「わあ、うれしい。どこにしようかな。ネットで調べるね」
「どこでもいいよ。亜紀ちゃんの好きな所に行こう」
週末。
イタリアンレストランのLa Palaで夕食を摂った。
地鶏のカプリ海風を食べた。
その後、マルゲリータ・ピッツァを食べた。
ぼくはカンパリ・ソーダ。亜紀ちゃんは赤ワインを飲んだ。
帰りに、三崎町のチャンピオンでビリヤードをした。
食事当番を賭けた。
3勝2敗でぼくが負けた。
ぼくは次の週、1週間食事当番になった。
さあ。何を作ろうかな。
栗原はるみのレシピを読んで、1週間のメニューを決めた。
亜紀ちゃんは、ぼくの作った料理を喜んで食べてくれた。
ぼくはそれがとってもうれしかった。
亜紀ちゃんが喜んでくれるなら、ずっと食事当番をしてもいいと思った。
ぼくは亜紀ちゃんに、ずっとぼくが食事当番をするから、亜紀ちゃんは掃除当番をしないかと言った。
亜紀ちゃんは、いいよと快諾した。
それ以来、ぼくはずっと夕飯を作っている。
2007-05-14
境内
七海はある晩、家出した。近所の神社の境内の下に隠れていた。
母親が七海を探しに来た。
七海はずっと隠れていた。
朝が来た。
七海は一睡もせず、境内で過ごした。
七海はお腹が空いていた。
お金は持っていない。
七海は農家がやっている、無人野菜販売で、セロリを盗んだ。
お腹は満たされなかったが、七海はいい気分で幸せだった。
できればもう家には帰りたくなかった。
日中は神社の境内で過ごした。
学校もサボった。
そんな日が10日間続いた。
母親は警察に捜索願いを出した。
七海は神社の境内にいるところを警察に保護された。
七海はそれ以来、家出していない。
七海にはもう居場所は家しかなかった。
けれども、七海はいつも沈鬱な表情を浮かべ、無口だった。
母親は心配して、七海を地方のフリー・スクールに入れた。
七海はそこで初めて、生きる実感を得た。
生きてるって楽しい。
フリー・スクールでの日々は、七海を大人の女に成長させた。
フリー・スクールに在学している間、一度も家には帰らなかった。
母親は月に一度、手紙を七海に送ったが、七海は一度も返事を書かなかった。
フリー・スクールを卒業して、七海は奨学金を得て、東京の短大に進学した。
七海は東京で初めて、愛する男に出会った。
男の名前は、友紀と言う。
七海は友紀になんでも話した。
フリー・スクールで過ごしたことも。家庭環境のことも。
七海の通ったフリー・スクールは北海道の余市にある。
七海は短大の卒業と同時に、恩師を訪ねた。
恩師は、七海の成長を、会ってすぐに感じ取った。
「お前、いい大人になったな」
「先生のお陰だよ」
「いや。俺のせいじゃない。東京でいい出会いがあったんだな」
「うん。大好きな人ができた」
「そうか。それでか。何よりよかった。七海にまた会えてよかった」
「わたしもだよ。先生」
七海はその日、日帰りで東京に向かった。
羽田から高速バスで新宿に向かう。
バス停には友紀が待っていた。
「寒かったろう。余市は」
「ううん。余市の寒さにはもう慣れてるよ」
七海は首に巻いたマフラーを外すと、友紀の首にかけた。
「あったかい」
七海と友紀は、新宿のカレー屋でキーマ・カレーを食べた。
「早く帰ろう」
七海と友紀は手をつないで、アパートに帰った。
七海は今、育児雑誌の編集の仕事をしている。
七海が路頭に迷うことはなかった。
友紀とずっと幸せに暮らした。
2007-05-08
湖畔交響曲
男の手元に一通の手紙があった。女からの手紙だった。手紙には、こう書かれてあった。
愛してる。でも、さようなら。愛しき人よ。I.L
男は嗚咽した。
男は発作的に、睡眠薬を大量に飲んだ。
ベッドで丸3日眠った。
女は夜汽車でスイスのローザンヌ、レマン湖畔を歩いていた。
女は男にもう一度手紙を書いた。
愛する人よ。側にいて。レマン湖より。I.L
男はレマン湖へ向かった。
男はロンドン・デリーに住んでいた。
カトリック教徒だった。
女はプロテスタントだった。
女は盲目だった。
女の名前はロザーナ・イヴェリーと言った。
男の名は、ブランキー・ランカスターと言った。
男は女とレマン湖で心中した。
女が生き残った。
女は、生き残った悲しさを叔父のバカラックに打ち明けた。
バカラックは、前々から密かにロザーナを愛していた。
ロザーナはバカラックを受け入れた。
ロザーナの父親が関係を知って、叱責した。
ロザーナとバカラックはセーヌ川、ポンヌフから飛び降りた。
バカラックが死んで、ロザーナは生き延びた。
ロザーナは深く悲しんで、ひとり死海に飛び込んだ。
塩がロザーナの体を浮き上がらせた。
ロザーナは死ぬことができず、80歳までひとり生きた。
もうロザーナを知る者は誰もいない。
力
彼女の名前は景子と言った。景子はある病院に入院した。急性肝炎だった。景子は病院の階段で転んで、右足首を捻挫した。
病院の喫煙所で景子はデゥオを吸っていた。
そこにミコといきれいな女の子がやって来た。
ミコは景子の足を見ると、不思議なことを言った。
「わたしには不思議な力があって、骨折とか治せる癒しの力があるんだ」
ミコはそう言うと、景子の右足に息を吹きかけた。
「もう大丈夫。足曲げてごらん」
「あっ。痛くない」
景子は右足のギプスを外して、右足を曲げた。
「わあ。本当に痛くない。腫れも治ってる」
「言った通りでしょ。わたしには力があるの」
ミコはヴァージニア・スリムを吸いながら、そう言った。
「先生に報告してくるね」
景子は喫煙所を後にして、医者に報告に行った。
医者は驚いた。
「どうしたって言うんだ」
「ミコさんって女の人が治してくれたの」
「どうやって」
「えっとね。こうやって、足に息を吹きかけたの。そしたら痛みも治まって。ギプスを取ったら腫れもなくなっていたの。すごいでしょ」
景子はミコがいないかと、もう一度喫煙所に行った。
ミコはさっきと同じ姿勢でヴァージニア・スリムを吸っていた。
「ミコさん。ありがとう。すごいね。こんな力があるなんて。これだったら大金持ちになれるね」
「力はお金のために使ってはいけないの。この力は学会から特別に授かった力だから、人のためだけに使うの」
「ひとの病気は治せるのに、自分の病気は治せないの」
「わたしはひとの病気が治せる分、自分に気の病が返ってくるの。でもこれは仕方ないことなの。わたしの運命。わたしは一生ひとの怪我や病気を直し続ける」
ミコはそう言うと、ヴァージニア・スリムを美味しそうに吸った。
「わたしは7-1病棟にいるから、いつでもまた会いに来てね」
「うん。今日はありがとう。また会いに行くね」
その晩、景子の肝臓はよくなり始めた。
翌日、レントゲンを撮った結果、肝炎はほぼ完治していた。
景子は翌週退院した。
ミコとはそれきっり会うことはなかった。