新東名「最初で最後」のマラソン 1万人力走(11/21 07:42)

 建設中の新東名高速道路を駆ける「ふじのくに新東名マラソン」が20日、駿河湾沼津サービスエリア(SA)=沼津市根古屋=を基点に開かれた。フルマラソンの部は、富士宮市の相馬剛さん(37)が2時間33分45秒で大会を制し、女子の部は富士市の村松夏子さん(35)が優勝した。10キロ、5キロの部も設定され、2キロの部では小学生も力走した。大人から子供まで、多くの市民が高速道路上を走るという最初で最後の貴重な体験を楽しんだ。
 静岡市清水区から参加した女性(38)は「二度と走れない場所でフルマラソンに挑戦してみたかった。駿河湾がきれいに見えて勾配も少なく、車でも走りやすそう」と話し、完走の喜びをかみしめた。
 メーン会場の同SA駐車場には、NPO法人富士山を世界遺産にする国民会議などが、富士山世界文化遺産登録への賛同と富士山への思いを込めた「WE LOVE FUJISAN 3776メッセージ」の募集活動をした。多くのランナーがメッセージを寄せ、1日も早い新東名の開通と富士山の世界文化遺産登録を願った。

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  富士山の世界文化遺産登録への願いを込めてメッセージを寄せる市民ランナー=沼津市根古屋の駿河湾沼津サービスエリア



高速道路上のマラソンを満喫し、笑顔でゴールに向かう市民ランナー=沼津市根古屋の駿河湾沼津サービスエリア付近

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