小学校に男侵入、ダイナマイト爆発させ死亡…生徒ら負傷＝中国

　山西省臨フェン市では24日、爆発物を所持する男が同市にある小学校の校庭に侵入し、所持していたダイナマイト様の爆発物を爆発させ、死亡していたことが分かった。爆発により、校庭で体育の授業中だった体育教師1人と生徒5人が負傷した。中国ではこのほど、幼稚園児や小学生を巻き込む事件が多発している。新浪網などが報じた。（フェンは「さんずい」に「分」）

　臨フェン市安沢県の冀氏鎮政府によると、男は24日午後3時30分ごろ、冀氏小学校の校庭に侵入し、持っていたダイナマイト様の爆発物に火をつけ、爆発させた疑い。爆発により、男が死亡したほか、校庭で体育の授業中だった教師1人と生徒5人が、顔などにやけどなどのけがを負った。6人はいずれも命に別条はなかった。

　安沢県公安局によると、男は事件以前、同校周辺に住んでいたとされるが、自身の子どもや父親をガス中毒などで亡くしたほか、妻とも離婚しており、約1年前から出稼ぎで家を離れていたという。男による犯行動機などは分かっていない。

　事件のあった小学校周辺では、翌25日、1年生などの低学年のクラスが学級閉鎖になったほか、幼稚園では休園になるなど、対応に追われた。（編集担当：青田三知）

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