2011年5月29日、タイのバンコクでチャリティー「生本まぐろ解体ショー」が開催され大盛況に終わった。
輸 入された生本まぐろは熊本ブリミー社の『天空まぐろ』で、人気TV番組だった(プロジェクトX)でも話題になった完全養殖の本まぐろである。
海外に居る日本人として、日本の食と観光の風評被害を払拭するにはどうしたら良いか日々悶々と考えた。
そして閃いた!敢えて日本の安全な地域から、安心できる完全養殖まぐろを輸入して、タイ人達に食べてもらうことで、日本の食と観光の安全、安心をアピール出来るのではと思った。
(写真左:生本まぐろ解体ショーのバナー、写真右:さざえ店内で解体するまぐろ)
タイでも日本食、特に鮮魚が危ないとの風評が広がり、自店にもタイ人や外人顧客が来なくなった。(写真:2011年1月10日オンエア、フジTVに取材されたメイド寿司店『さざえ』)
遂に2011年4月12日から日本政府のお墨付き証明書をロット毎にタイ政府に提出しなければ日本食が入らなくなってしまった。
そして立ち上がった!誰かが何かをしなければと思っている人達は多い。でも何をしたら良いのかが分からないのが現状だ。
このイベントは完全チャリティーによる開催を目指したタイの挑戦者達のプロジェクトXだったのかもしれない。
まずジェトロ・バンコクセンターに協力を求め、同センターの音頭とりで、在タイ日本国大使館とJNTO(日本政府観光局)、マスコミに声がかかり、タイの商業施設(エンポリアム)も開催場所を無償提供する運びとなった。
(写真左:TV朝日が取材する様子、写真右:スクンビットのエンポリアム ショッピング モール)
官民一体で努力した結果、消費者に直接訴えかけることが出来たことは、安全な日本と日本食をアピール出来る良い機会となった。
こうした小さなイベントでも行政の力をかりて開催すれば出来る可能性があるので、このチャリティーイベントを起爆剤にタイや近隣諸国の日本人達も是非、立ち上ってもらいたいと願うばかりです。
(日本にて震災Tシャツを買って着てくれた居酒屋の店員さん)
さて動画です!