26日夜、北九州市小倉北区で、建設会社役員の72歳の男性が、自宅前の路上で2人組に襲われて拳銃で撃たれ、死亡しました。2人組はオートバイで逃げ、警察は殺人事件として捜査を進めるとともに、暴力団による犯行の可能性もあるとみて調べています。
26日夜9時すぎ、北九州市小倉北区妙見町の建設会社役員、内納敏博さん(72)が自宅の前の路上で2人組に襲われ、拳銃で撃たれました。内納さんは病院に運ばれましたが、胸を撃たれていて、まもなく死亡しました。警察によりますと、内納さんは、妻と外出先から車で自宅に戻り、助手席から降りたところを突然、襲われたということです。2人組は、1台のオートバイに乗っていて、後ろに乗っていた1人が、オートバイを降りて内納さんに向かって拳銃を数発を撃ったあと、再びオートバイに乗って逃げたということです。内納さんの妻にけがはありませんでした。内納さんは、全国の型枠工事の会社で作る団体の副会長を務めていて、専門工事の振興などに大きく貢献したとして、ことし秋の叙勲で旭日双光章を受章していました。警察は、殺人事件として捜査を進めるとともに、手口などから暴力団による犯行の可能性もあるとみて調べています。福岡県内では、ことしに入って建設会社などを狙った暴力団の犯行とみられる発砲事件が相次ぎ、今回で18件と全国で最も多くなっています。