26日午後9時5分ごろ、北九州市小倉北区妙見町、建設会社役員、内納(うちのう)敏博さん(72)が自宅周辺で何者かに拳銃のようなもので数発撃たれた。内納さんは搬送先の病院で死亡が確認された。福岡県警小倉北署は暴力団の犯行とみて殺人事件として捜査している。現場からバイクで立ち去る2人組が目撃されており、関連も調べる。同県内で発生した発砲事件は今年18件目で全国最悪件数を更新した。
同署によると、内納さんは妻(72)ら2人と車で帰宅。助手席側から降りた直後に襲われたらしい。妻が自宅付近の路上で小型バイクを目撃。2人が乗っており、後部座席の人物が降りた直後に発砲音がしたという。共に黒っぽい服装のヘルメット姿で、バイクで走り去ったという。
内納さんは建設業界団体の役員も歴任。秋の叙勲では旭日双光章を受章したばかりだった。暴力団とのトラブルは確認されていないという。
現場はJR小倉駅の南東約3キロで、閑静な住宅街。近くの男性(73)は「テレビを見ていたら『カン、カン』という鉄板をたたくような音が2回聞こえた。こんな静かなところで発砲事件があるなんて信じられない」と驚いた様子だった。
毎日新聞 2011年11月26日 23時55分(最終更新 11月27日 1時35分)
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