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2011年11月26日10時42分

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江戸野菜が原料、小金井ラーメン 地元大学生の街おこしサークルが考案

写真:小金井ラーメン「エビソバ」=いがねこ提供拡大小金井ラーメン「エビソバ」=いがねこ提供

写真:豚骨スープの小金井ラーメン=いがねこ提供拡大豚骨スープの小金井ラーメン=いがねこ提供

 「江戸東京野菜」の一種、伝統小松菜を麺に練り込んだ「小金井ラーメン」が、東京都小金井市の店で限定販売されている。考案したのは、地元の大学生ら7人でつくる街おこしサークル「いがねこ」。「食を通じて、小金井を元気にしたい」との思いが店主たちを動かした。

 考案した「いがねこ」は2008年に東京農工大、法政大、東京学芸大の学生らが結成。小金井をひっくり返すような活動をしたいという意味を込めて、サークル名は「井・金・小」を逆さにつけた。

 同市は江戸東京野菜を町おこしにつなげたいと活動しており、「いがねこ」もそれを受けて、09年には市民を対象にした「江戸東京野菜料理コンテスト」を開き、翌年に集まったアイデアをもとにレシピ集をつくった。

 その後、結成当初からの目標だったご当地ラーメンの開発に取り組んできた。「ラーメン街道」と呼ばれる通りがあるほど店が集中する小金井の名物を生かせば、街おこしにつながると考えたからだ。

 メンバーは立川市の製麺所に依頼して伝統小松菜を練り込んだ麺を開発し、ラーメン店に持ち込んだ。協力してくれた店が作ったメニューの試食会を今年3月に実施。参加した20人ほどの市民から出た「スープが黄金色だと市のイメージにぴったり」「緑色の麺はインパクトがある」といったアドバイスを盛り込み、小金井ラーメンを完成させた。

 「いがねこ」の代表を務める法政大学大学院2年の山中元さん(26)は「今回の限定販売をきっかけに、ラーメンと江戸東京野菜の街『小金井』をPRしていきたい」と意気込む。

 小金井ラーメンは12月4日まで、エビソバや豚骨スープのメニューが販売されている。食べられる店舗は「えびす菜館」(042・324・1070)、「ラーメンショップ飯島」(042・383・4981)。(岡戸佑樹)

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