【社会】中津川市長が辞職表明 出直し選出馬へ2011年11月27日 02時03分 市民グループから解職請求(リコール)されている岐阜県中津川市の大山耕二市長(62)は26日、緊急会見を開き、「住民投票ではなく市長選挙で、行財政改革など市政全体での信を問いたい」と述べ、解職の賛否を問う住民投票前に辞職し、出直し市長選に出馬すると表明した。 住民投票は来月5日告示で、6日から期日前投票が行われ、25日投開票の予定。ただ、市長は市議会最終日の来月22日に辞職する意向。辞職確定まで住民投票は中止にならないため、6日から期日前投票を行いながら、開票の3日前で中止という異例の事態となる。 大山市長は会見で、新図書館建設事業がリコールの主な争点だったことに「リコールの目的が図書館建設を止めることにあり、無理があった。市長は市政全体の善しあしで選ぶべきだと考える」と説明。また、「年末年始に2回の選挙を行うのは避けるべきだと考えた。住民投票の経費を削減できる」とも述べた。ただ、期日前投票は行われるため、経費すべては削減できない。住民投票の総経費は3176万円。 もう一つの争点だった下水道・し尿汚泥同時処理施設の苗木地区への建設は「候補地の選定を白紙に戻し、市民が参画する形で選定をやり直したい」と見直しを表明した。 大山市長は国土交通省OBで愛知県豊田市助役、国交省中部地方整備局副局長などを歴任し、2004年に初当選。現在は2期目。 (中日新聞) PR情報
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