ヨーロッパで脱原発の動きが強まるなか、フランスとドイツで放射性廃棄物の列車での輸送をめぐって激しい抗議活動が起きています。
この放射性廃棄物は、ドイツ電力会社の依頼を受けてフランスのアレバ社が処理したもので、フランス西部の工場を出発し、ドイツのゴルレーベンへ向けて列車で輸送中です。ただ、福島第一原発の事故の影響で、ドイツやフランスの国内では反原発団体の活動が活発化し、23日には警備にあたった警察と激しく衝突し、3人が負傷、16人が拘束されました。フランスでは3000人以上、ドイツでは2万人近い警察隊を動員し、警備にあたるとしています。