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下関女児殺害 弁護側、無実を主張へ
2011年11月26日(土)掲載
昨年11月、下関市彦島福浦町の女性(30)方のアパートで、次女=当時(6)=が殺害された事件で、裁判員裁判対象の殺人などの罪に問われた女性の元交際相手の同市向洋町、会社員の男(27)の第1回公判前整理手続きが25日、山口地裁であった。弁護人は検察の提出した証拠を全て不同意とし、無罪を主張する方針を固めた。

同手続きは非公開で、被告人は立ち会わず、弁護人や検察官らが証拠や争点について協議。主任弁護人の板淵力弁護士は検察側が出した証拠について「すべて殺人との関連性が薄い」として、「(許被告が)犯人でないことを主張する」と話した。第2回手続きは1月11日。

起訴状などによると、許被告は昨年11月28日午前3時ごろから同5時25分ごろまでの間、女性方アパート2階に侵入。次女の首を扇風機のコードで絞めて窒息死させ、室内にあった女性の仕事着2着に火を付け、燃やしたとされる。弁護人によると、同被告は起訴事実を否認しているという。
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