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台湾の早食い大会ブーム、参加後の国民保険利用に「待った」?

  • 2011年11月04日 16:26 発信地:台北/台湾
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台湾・台北(Taipei)でカップめんの早食い大会に参加する若者たち(2000年1月30日撮影)。(c)AFP

【11月4日 AFP】台湾の監察院は3日、早食い大会の流行に歯止めをかける動きとして、早食い大会出場後に診療を受けようとする参加者の医療費を、国民健康保険から負担すべきではないとする声明を発表した。

 声明は「頻繁に行われている早食い大会は健康を損なうだけではなく、公平という原則にも違反している。食べ過ぎで具合が悪くなった参加者が、国民健康保険を利用しているからだ」と述べ、そのような患者に対しては、財源がひっ迫している国民健康保険からの医療費負担を拒否するよう保健当局に求めている。

 国民健康保険の運営体のある職員はAFPに対し、「早食い大会の主催者たちに、かかった医療費を自分たちで負担するよう要請を始めたところだ」と話した。

 監察院は、政府機関に対しても、早食い大会の主催や後援をしないよう要請した。メディアに対しては、大会を宣伝する際に警告も加えるよう求めた。

 台湾では肥満人口が急激に増加している。過体重または肥満の子供の割合は、12年前の6%から2009年には25%になった。最近の調査によると、台湾人が好む余暇の過ごし方は「外食」。早食い大会の数も増え続けている。

 2008年には、大学で行われたパンの早食い大会で、大学院生がパンをのどに詰まらせて窒息死する事故が起きている。(c)AFP

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