逮捕状書類 警察署長が改ざん
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逮捕状書類 警察署長が改ざん

11月25日 20時6分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

栃木県警の足利警察署の前署長が、部下に指示して逮捕状を請求する際に作った書類の一部を改ざんしていたとして、部下の警察官12人と共に虚偽有印公文書作成などの疑いで書類送検されました。

書類送検されたのは、栃木県警・足利警察署の市村和彦前署長(58)と、部下の副署長ら12人です。栃木県警察本部によりますと、市村前署長らは、ことし4月に摘発した2つの事件に関して、逮捕状を請求する際に作った書類の一部を改ざんしたとして、虚偽有印公文書作成などの疑いが持たれています。前署長が逮捕のあとに部下に指示して逮捕の時間を変えたり、詳しい内容を書き加えたりしていたということです。これまでの調べに対して前署長は「書類の出来にこだわりがあって、自分の思いどおりに作るよう指示してしまった」などと容疑を認めているということです。栃木県警察本部の坪田眞明本部長は「署長という幹部が不適正な行為を行ったことは極めて遺憾で、全力で再発防止に取り組みたい」というコメントを出しました。市村前署長は、25日付けで停職1か月の処分となりましたが、辞表を提出し、受理されたということです。市村前署長は、先月、「部下の指導に行き過ぎがあった」などとして署長を更迭されていました。