「増やそう、自然エネルギー。守ろう、暮らしの安全」。静岡県などに住む市民や家族連れらが26日、中部電力浜岡原発(同県御前崎市)の敷地を約4キロの「人間の鎖」で“包囲”し、同原発の廃炉と自然エネルギーへの転換を訴えた。
イベントは労組関係者や弁護士らが呼び掛け、主催者によると約4000人が参加。近くの広場で浜岡原発の永久停止や廃炉を訴える集会を行った後、行進した。午後3時すぎ、警備の警察官が見守る中で、海岸沿いを除く敷地を取り囲み、花火の音を合図に全員で一斉に手をつないだ。
同県富士宮市から小中学生の子らと参加した自営業、小林さつきさん(49)は「子どもの命と引き換えに原発を選ぶことはできない。少しずつでも、脱原発に向けて行動していきたい」と話した。
毎日新聞 2011年11月26日 20時34分(最終更新 11月26日 20時50分)
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