事実婚夫婦の訴え却下、東京地裁 別姓の婚姻届不受理夫婦別姓で暮らす事実婚の2人が、婚姻届の不受理処分の取り消しを東京都荒川区に求めた訴訟の判決で、東京地裁(八木一洋裁判長)は24日、「家裁の家事審判手続きで判断されるべきだ」として訴えを却下した。不受理の是非には言及しなかった。 2人は会社員渡辺二夫さん(43)とフリーライター加山恵美さん(39)。地裁は「訴えが不適法で不備を補正できない」として口頭弁論を開かず、判決を言い渡した。 判決などによると、2人は今年1月、それぞれ結婚前の姓を選択した婚姻届を区役所に提出したが、受理されなかった。 2人を含む男女5人は14日、結婚でいずれかの姓にしなければならない民法の規定は「両性の平等」に反し違憲だとして、計600万円の国家賠償を求める別の訴訟を東京地裁に起こしている。 【共同通信】
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