提供:Opera Wiki
設定が書き込まれているファイルやメールなどのデータが保存されているフォルダが分かれば、それを別の場所に保存しておく(バックアップする)事で、万が一に備える事ができます。また例えば新しいパソコンを購入した際などに、それ以前に使用していたパソコンのOperaから設定やデータを引き継ぐ(移行させる)事もできます。
[編集] 設定ファイルやデータ保存場所の調べ方
Operaの各種設定やメールなどのデータは、設定フォルダに保存されています[1]。ではその中でどれがどの設定(あるいはデータ)なのか?それを調べる方法が、Opera ヘルプに用意されています。
Opera ヘルプのメニューから、「Opera をバックアップしておく」をクリックして下さい。すると使用しているOSやOperaのバージョンに対応した、各種設定ファイルの名前やメールなどのデータが保存されているフォルダ名の一覧が、表示されます。
なおこの方法で設定ファイルの情報が表示されるのは、"Opera 9.0以降"です。それ以前のバージョンでは、Opera ヘルプにこの情報は表示されません。
[編集] ファイルとフォルダ
[編集] Opera10.x
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[編集] Opera9.6x
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[編集] OSの違い
環境別設定フォルダ一覧
OS
| 設定フォルダ
| データフォルダ
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Windows 7/Vista[3]
| C:\ユーザー\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Opera\[インストールフォルダ]
| C:\ユーザー\[ユーザー名]\AppData\Local\Opera\[インストールフォルダ]
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Windows XP/2000/NT[4]
| C:\Documents and Settings\[ユーザー名]\Application Data\Opera\[インストールフォルダ]
| C:\Documents and Settings\[ユーザー名]\Local Settings\Application Data\Opera\[インストールフォルダ]
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Windows Me/98/95
| C:\Program Files\[インストールフォルダ]\profile
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Windows Me/98/95でユーザーアカウントを作成している場合
| C:\WINDOWS\Profiles\[ユーザー名]\Application Data\Opera\[インストールフォルダ]
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Mac OS X
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- /Users/[ユーザー名]/Library/Preferences/Opera Preferences
- /Users/[ユーザー名]/Library/Application Support/Opera
- /Users/[ユーザー名]/Library/Caches/Opera
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Linux
| /home/[ユーザー名]/.opera
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[編集] バックアップやデータ移行の際の注意点
- ファイルを直接操作する、あるいは各種バックアップソフトを利用する際は、必ずOperaを終了した状態で行って下さい。起動した状態で実行すると、問題が起きる可能性があります。
- 上記の「9.6xの設定ファイルとデータが保存されているフォルダの名前」で、説明の欄に「一般設定」と書かれたファイル(opera6.ini)があります。このファイルには、パス名(どの場所にどのファイルがあるか)が記載されています。パス名は環境OSやバージョン)によって異なるので、このファイルを別の環境へは移行させないで下さい。環境によっては設定が機能しなくなったり、データが読み込まれなかったりする場合があります。
- 使用しているOSによっては、そのOS独自に用意されている設定ファイルがある場合があります。そう言ったファイルは、他のOSには移行できません。
[編集] Opera Linkを使う
Opera Linkは、バージョン9.5から搭載された機能です。この機能を利用して、ブックマークやメモなどのデータを、簡単に別の環境のOperaに移行したり、バックアップする事ができます。[5]
[編集] 10.0xの注意点
Opera 10.0xでは、OSごとに今まで異なっていた設定ファイルやデータが保存されるフォルダの名前が、統一される予定です。そのため今まで利用されていたファイル名やフォルダ名が、大幅に変更されます。
[編集] 脚注
- ↑ 設定フォルダのある場所については「設定フォルダ」の記事を参照して下さい。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 Opera ウィジェットのバックアップは、「widgets.adr」ファイルと「widgets」フォルダの両方を保存して下さい。
- ↑ AppDataは隠しフォルダになっているので、フォルダオプションの表示タブで「すべてのファイルとフォルダを表示する」にチェックを入れる必要があります。
- ↑ Application Data、Local Settingsは隠しフォルダになっているので、フォルダオプションの表示タブで「すべてのファイルとフォルダを表示する」にチェックを入れる必要があります。
- ↑ この機能の詳細については、「Opera Link」の記事を参照下さい。
[編集] 参考にしたページ