バックアップと移行

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設定が書き込まれているファイルやメールなどのデータが保存されているフォルダが分かれば、それを別の場所に保存しておく(バックアップする)事で、万が一に備える事ができます。また例えば新しいパソコンを購入した際などに、それ以前に使用していたパソコンのOperaから設定やデータを引き継ぐ(移行させる)事もできます。

目次

[編集] 設定ファイルやデータ保存場所の調べ方

Operaの各種設定やメールなどのデータは、設定フォルダに保存されています[1]。ではその中でどれがどの設定(あるいはデータ)なのか?それを調べる方法が、Opera ヘルプに用意されています。 Opera ヘルプのメニューから、「Opera をバックアップしておく」をクリックして下さい。すると使用しているOSやOperaのバージョンに対応した、各種設定ファイルの名前やメールなどのデータが保存されているフォルダ名の一覧が、表示されます。 なおこの方法で設定ファイルの情報が表示されるのは、"Opera 9.0以降"です。それ以前のバージョンでは、Opera ヘルプにこの情報は表示されません。


[編集] ファイルとフォルダ

[編集] Opera10.x

設定ファイル
ファイル名 説明
urlfilter.ini コンテンツのブロック
bookmarks.adr ブックマーク
opcacrt6.dat 認証機関情報
contacts.adr アドレス帳
operaprefs.ini 一般設定
notes.adr メモ
opcert6.dat 個人証明書
search.ini 検索
override.ini サイトごとの設定
speeddial.ini スピードダイヤル
wand.dat 認証管理データ
widgets.adr[2] Opera ウィジェット
データが保存されてるフォルダ
フォルダ名 説明
mail メール、ニュースグループ、チャット、フィード
sessions セッション(開いているタブの一覧など)
skin スキン
keyboard キーボードショートカット
mouse マウスジェスチャー
menu メニュー設定
toolbar ツールバー設定
widgets[2] Opera ウィジェット設定


[編集] Opera9.6x

設定ファイル
ファイル名 説明
urlfilter.ini コンテンツのブロック
opera6.adr ブックマーク
opcacrt6.dat 認証機関情報
contacts.adr アドレス帳
opera6.ini 一般設定
notes.adr メモ
opcert6.dat 個人証明書
search.ini 検索
override.ini サイトごとの設定
speeddial.ini スピードダイヤル
wand.dat 認証管理データ
widgets.adr[2] Opera ウィジェット
データが保存されてるフォルダ
フォルダ名 説明
mail メール、ニュースグループ、チャット、フィード
sessions セッション
skin スキン
keyboard キーボードショートカット
mouse マウスジェスチャー
menu メニュー設定
toolbar ツールバー設定
widgets[2] Opera ウィジェット設定

[編集] OSの違い

環境別設定フォルダ一覧
OS 設定フォルダ データフォルダ
Windows 7/Vista[3] C:\ユーザー\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Opera\[インストールフォルダ] C:\ユーザー\[ユーザー名]\AppData\Local\Opera\[インストールフォルダ]
Windows XP/2000/NT[4] C:\Documents and Settings\[ユーザー名]\Application Data\Opera\[インストールフォルダ] C:\Documents and Settings\[ユーザー名]\Local Settings\Application Data\Opera\[インストールフォルダ]
Windows Me/98/95 C:\Program Files\[インストールフォルダ]\profile
Windows Me/98/95でユーザーアカウントを作成している場合 C:\WINDOWS\Profiles\[ユーザー名]\Application Data\Opera\[インストールフォルダ]
Mac OS X
  • /Users/[ユーザー名]/Library/Preferences/Opera Preferences
  • /Users/[ユーザー名]/Library/Application Support/Opera
  • /Users/[ユーザー名]/Library/Caches/Opera
Linux /home/[ユーザー名]/.opera

[編集] バックアップやデータ移行の際の注意点

[編集] Opera Linkを使う

Opera Linkは、バージョン9.5から搭載された機能です。この機能を利用して、ブックマークやメモなどのデータを、簡単に別の環境のOperaに移行したり、バックアップする事ができます。[5]

[編集] 10.0xの注意点

Opera 10.0xでは、OSごとに今まで異なっていた設定ファイルやデータが保存されるフォルダの名前が、統一される予定です。そのため今まで利用されていたファイル名やフォルダ名が、大幅に変更されます。

[編集] 脚注

  1. 設定フォルダのある場所については「設定フォルダ」の記事を参照して下さい。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 Opera ウィジェットのバックアップは、「widgets.adr」ファイルと「widgets」フォルダの両方を保存して下さい。
  3. AppDataは隠しフォルダになっているので、フォルダオプションの表示タブで「すべてのファイルとフォルダを表示する」にチェックを入れる必要があります。
  4. Application Data、Local Settingsは隠しフォルダになっているので、フォルダオプションの表示タブで「すべてのファイルとフォルダを表示する」にチェックを入れる必要があります。
  5. この機能の詳細については、「Opera Link」の記事を参照下さい。

[編集] 参考にしたページ

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ツールボックス