民主党の小沢一郎元代表が代表を務める「民主党岩手県第4区総支部」が、参院選直前の昨年6月、旧新生党の資金がプールされている政治団体「改革フォーラム21」から1億円の寄付を受け、同じ日に小沢氏の資金管理団体「陸山会」に同額を寄付していたことが25日、岩手県選挙管理委員会が公表した政治資金収支報告書で分かった。昨年7月の参院選対策で使われたとみられる。
政治資金規正法は、政治団体間の寄付を年間5000万円に制限しているが、政党や政党支部の場合は上限がない。改革フォーラム21から政治団体である陸山会に直接寄付せず、政党支部を迂回(うかい)させた可能性がある。
改革フォーラム21の代表を務める小沢氏元秘書の川島智太郎衆院議員は毎日新聞の取材に「寄付は参院選対策だったと思うが政治資金規正法にのっとり処理した」と話している。
また、昨年10月に小沢氏関連の政治団体「誠山会」(解散)も、同支部を通じて9588万円を陸山会に寄付していた。09年7月の衆院解散日に、改革フォーラムから同支部を通じ陸山会に3億7000万円が渡っていた。
毎日新聞 2011年11月25日 23時26分(最終更新 11月26日 0時35分)
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