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【格闘技】

ヒョードルVS石井、12月31日実現か DREAM、IGF合同興行

2011年11月25日 紙面から

 石井VSヒョードル、急浮上−。総合格闘技イベント「DREAM」とアントニオ猪木が会長を務めるIGFの合同興行となる「元気ですか!! 大みそか!!」(12月31日・さいたまスーパーアリーナ)に関する記者会見が東京都内の株式会社「スカパーブロードキャスティング」本社であり、DREAMの笹原圭一イベントプロデューサー(EP)が元PRIDEヘビー級王者で人類最強と言われたエメリヤーエンコ・ヒョードル(35)=ロシア=と、2008年北京五輪柔道100キロ超級金メダリストの石井慧(24)=アイダッシュ=のカード実現に向けて交渉中であることを明かした。交渉がうまく進めば来週中にも正式決定する見込みだ。

 石井VSヒョードル戦実現への報がもたらされたのは、ロシアからだった。ヒョードルが20日のジェフ・モンソン戦で判定勝利。この前後に、ヒョードル側がDREAM側と大みそかに石井と対戦するための交渉が進んでいることを明かした。

 これと時を同じくして21日、米国で武者修行中の石井が自身のブログに「このたび、年末に日本でヒョードルとの試合のオファーが来ましたので、僕はやる事にしました。日本には帰らないつもりだったのですが今回、こういう試合が持ち上がり、自分自身、興奮しております」とコメント。その後、削除されたが、水面下で交渉が進んでいることをうかがわた。

 一方、DREAMの笹原EPはこの日、「大みそかに大会をやると決めた時からヒョードルのことは念頭にあって、交渉を進めてきた。相手は石井選手の名前を出したことはなく、他の選手を考えていた」としながら、「日本格闘技界の現状を考えれば、石井VSヒョードルは黄金カード。石井選手もヒョードル相手じゃなきゃ、やる意味ないと思っていると思う。これから、石井選手にも正式にオファーを出す。ハードルはあるが、順調にいけば、来週にも発表できる」と明言した。

 ヒョードルは3連敗を喫し、一時、現役引退説もささやかれたが、依然、世界最強といわれる一人。一方、石井は昨年大みそかのバンナ戦で4連勝。タレント活動も封印し、本場・米国に腰を据え、格闘技の練習に専念している。

 9月14日の強豪パウロ・フィリオ戦では、見事にシェイプアップされた体と飛躍的に成長した打撃を披露して引き分けに持ち込んだ。このカードが実現すれば、冷えきった格闘技界が再び熱を帯びるはずだ。 (竹下陽二)

 

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