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【グラニュース】


ピクシー来季続投 常勝軍団完成へ

2011年11月25日 紙面から

笑顔で練習を見守るストイコビッチ監督=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(伊東朋子撮影)

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 名古屋グランパスは24日、ドラガン・ストイコビッチ監督(46)との契約を更新し、来季も指揮を執ることが決まったと発表した。契約期間は1年間で来季は5年目となる。昨季は悲願のJ1初優勝を成し遂げ、今季も順調に勝ち星を重ね、2試合残して勝ち点3差の2位につけているグランパス。個性派集団をまとめ上げるカリスマ監督の下、常勝軍団の完成を目指す。

 2008年に就任したストイコビッチ監督には当初、指導経験がないことで手腕を疑問視する声もあったが、1年目で最終節まで優勝を争い、3位と躍進。09年は9位とJ1では失速したが、初出場のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で日本勢最高の4強入りを果たし、天皇杯は準優勝。クラブ史上最長政権となる3年目に突入した昨年は初のJ1制覇を達成した。今季もここまで首位の柏に勝ち点3差の2位と、連覇を狙える位置に付けている。

 実績を重ねたストイコビッチ監督の続投は、いわば既定路線だった。この日、自身も来年の契約更新が発表された久米一正GM(56)は「この成績で監督を交代する理由がない」と話し、絶大な信頼を寄せている。前節で3位に転落したG大阪、J2降格圏内を抜け出せない浦和の東西のビッグクラブが来季の監督問題で揺れ動く中、いち早く来季の体制を固めた。

 24日のストイコビッチ監督は練習前、DF闘莉王と和やかに談笑していた。その輪に主将のGK楢崎、MF小川、FWケネディが加わった。豪州代表から16日に再来日後、19日の横浜M戦に強行出場したケネディには疲労回復のために別メニューを指示。各選手の体調に目を光らせ、いつも通りの練習が始まった。

 19日の横浜M戦ではU−22(22歳以下)日本代表のFW永井を欠いたものの、出場停止やけが人がないベストメンバーがそろった。「私は相手ではなく自分のチームの状態を良くすることを考えている」と話すストイコビッチ監督は、采配の選択肢がフルにある状態で次節の山形戦に臨むことができる。

 精神面でも落ち着きを増した4連勝中の昨年王者は、ストイコビッチ監督の続投が正式に決まってギアをさらにアップ。逆転優勝に向かって加速する。 (伊東朋子)

 

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