山崎「就活中」もレギュラー宣言　「控えでやるつもりはない」

　楽天を今季限りで退団する山崎武司内野手（４３）が２４日、プロ野球人の社会貢献活動を顕彰する第１３回ゴールデンスピリット賞の表彰式に出席。ホームラン基金などの継続的な活動が評価されての受賞だったが、他球団への移籍を目指している中、表彰式では選考委員の巨人・長嶋茂雄終身名誉監督（７５）からミスター流の就活応援宣言が飛び出した。

　単刀直入だった。セレモニーの席上でトロフィーを手渡した長嶋氏から「もう決まったの！？」と気さくに声をかけられた。何の邪念もない問いかけに、山崎は「就活中です」。苦笑いしながら言葉を返した。

　現役続行にあたって目標に掲げているのがミスター超えだ。長嶋氏の通算本塁打４４４本まであと４２本。１シーズンでは難しいかもしれないが、再来年以降も現役を続けていけば、破れない数字ではない。「現役でやるからには控えでやるという気持ちはない。（若手と）競争して試合に出る元気はある」と言い切った。

　今のところ古巣・中日が獲得に興味を示しているものの、山崎は「まだ何も決まっていない。ここからがスタート。とにかくユニホームを着られれば」と語った。　（鶴田真也）