これって
文科省による、
モニタリング史上
世界最大の汚点?!
今朝の新聞で一斉に、
「横浜のストロンチウムは、
福島第一原発のものではなく、
1960年代の核実験によるものだ」
と文科省が断言した、
というニュースが流れました。
これって、怖ろしいデマです。
なぜ怖ろしいデマかと言うと…
江川紹子さんのような常識人が、
手放しでこのニュースを追認しているのです。
だれもが、
福島第一からの放射能はさほどのものではない、
と思いたいところですから、
こういうニュースが、各紙一斉に流されますと、
多くの人々がこれに、すがりついてしまうからです。
影響が大きいがゆえに罪深いのです。
あれ、れ?
記憶が少し呼び戻りました。
「たしか、横浜のストロンチウムって2000年以降に建てられたビルの屋上の話だったよね。」
ところが、文科省は「大倉山の側溝」だとか、「新横浜駅近くの噴水の中」だとか言ってるんです。
そこになにやら、イカサマを感じたのは私だけでしょうか? 少数者であっても、デマには踊らされないようにしたいものです。
東京新聞が昨日スクープした記事への文科省の意趣返しかな?
昨日の東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011112490065815.html
ストロンチウム 都内3カ所で検出
2011年11月24日 06時58分
東京・霞が関の経済産業省庁舎前(千代田区)など都内三カ所の路上に堆積していた泥から、微量の放射性ストロンチウムが検出されたことがわかった。福島第一原発から約二百五十キロとより遠い横浜市港北区のマンション屋上の泥などからも十月中旬に確認されている。ストロンチウムについて文部科学省は同原発から半径百キロ圏内でしか土壌調査しておらず、専門家などから調査範囲の拡大を求める声が上がっている。
調べたのは、港北区の自宅マンション屋上でストロンチウムを突き止めた教員男性(38)らの住民グループ。
十月上旬、経産省前のほか、東京国際フォーラム前(千代田区)と都営地下鉄清澄白河駅前(江東区)にたまった土壌を採取し、横浜市鶴見区の民間検査機関・同位体研究所に測定を依頼した。
検査結果によると、ストロンチウムは一キログラムあたり最大が東京国際フォーラム前で五一ベクレルを検出。経産省前が四八ベクレル、清澄白河駅前は四四ベクレルだった。
一方、放射性セシウムについては経産省前の四万八〇〇〇ベクレルが最大。東京国際フォーラム前が二万九五五ベクレル、清澄白河駅前は一万九一二七ベクレル。これらは国や東京都が全く把握していないデータだ。
横浜市は男性の指摘を受け、十月中旬、市内三カ所からストロンチウムを検出し、福島第一の由来であると発表。市はストロンチウムの調査範囲を拡大するよう国に求めたが、文科省はまだ横浜の土壌の検査中という。
ストロンチウムの広範囲な汚染の一端を明らかにした男性は「国は食品のストロンチウムの規制値も示し、食品検査に結び付けてほしい」と話す。
国は現在、食品に含まれるセシウムの規制値を見直し作業中だ。暫定規制値ではストロンチウムが除外されている。
厚生労働省の担当者は「今の規制値でも、セシウムが検出されれば、ストロンチウムは10%を超えない割合で存在しているという前提でいる。来年四月までに新しい基準を示すが、ストロンチウムの具体的な数値を示すかも検討している」としている。
(東京新聞)
今日の東京新聞
ストロンチウム 「横浜は原発と関連なし」
横浜市港北区の泥などから放射性ストロンチウムが検出された問題で、文部科学省は二十四日、「福島第一原発事故とは関連がない」との見解を発表した。市から送られた泥などの分析で、半減期が約五十日と短いストロンチウム89が検出されなかったことなどから、「過去の核実験の影響とみられる」と結論付けた。
文科省は、同区大倉山の道路側溝と同区新横浜の横浜アリーナ近くの噴水底部から採取した堆積物を分析。福島第一から飛来したなら含まれるはずのストロンチウム89は検出されず、半減期が約二十九年と長い同90が一キログラムあたり最大一・一ベクレル検出されただけだった。
経産省前などでの検出については、文科省は分析していないが、同じ民間検査会社が同じ手法で測定していることから、文科省は「誤って、実際より高い濃度を出してしまったのではないか」と推測している。民間検査会社は「測定には自信を持っているが、百倍も違う結果で戸惑っている。なぜ差が出たのか調べたい」としている。
◇
横浜市の調査と文科省の調査では、2桁も数値が違うのだとか?
多くの人は、
「同じ『お上』でも、横浜市と日本国では格が違うべ」
と思うようですが、
わたしは、どのくらい格が上かを、文科省のサイトに行って調べました。
そうしたら、仰天!
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/5650/2011/5650_1124.pdf
これは、
モニタリング史上、世界最大の恥辱です
詳しくは別のエントリーを書きますが、
取りあえず、私のツイートを以下に載せます。
ni0615田島直樹
セシウム濃度 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011112502000027.html 横浜市調査と文科省調査、まるっきり違う検体で押し問答しているようだ。 文科省は2桁も過少。
ni0615田島直樹
QT 文科省によるとストロンチウム90は、冷戦時代に米国や旧ソ連などで実施された核実験の影響で、福島第一の事故前から国内各地で微量が検出されている。しかし検出されたマンションは2004年に建設されたため、核実験が原因の可能性は低いとみられるhttp://yokohama-konan.info/strontium.html
ni0615田島直樹
「文科省は、同区大倉山の道路側溝と同区新横浜の横浜アリーナ近くの噴水底部から採取した堆積物を分析」…これって、別の調査で使った土を測ったと思われる。どこの新聞記事にも「採取」日が書かれていないのはそのためか? 「結論」を下す前に、なぜ、文科省は新規の採取をしないのか?
ni0615田島直樹
「文科省は、同区大倉山の道路側溝と同区新横浜の横浜アリーナ近くの噴水底部から採取した堆積物」…これって、もしかすると、セシウムは残留しやすくって、ストロンチウムは残留しにくい条件の試料、ってことではありませんか? 良く確認してくださいね、マスコミ記者クラブ御一同様。
ni0615田島直樹
文科省のサイトを見てください。 http://radioactivity.mext.go.jp/ja/5650/2011/5650_1124.pdf これは、モニタリング史上に残る汚点だともいえましょう。 1.泥さらいをした(9月中旬)跡から採取した(10月下旬)泥を資料にした。 ⇒セシウムの減少 2.誤った試料選択流用。 3.感度の低い測定で非科学的憶断
ni0615田島直樹
文科省のサイト。http://radioactivity.mext.go.jp/ja/5650/2011/5650_1124.pdf 「本調査の検出下限値は、Sr89 で約3Bq/kgであり、Sr90 で約0.8Bq/kg である。」資料選択や測定方法の曖昧模糊さから、福島第一原発由来だとしてもSr89が不検出でSr90が検出になる可能性があります。
ni0615田島直樹
文科省のプレス発表観てください。http://radioactivity.mext.go.jp/ja/5650/2011/5650_1124.pdf 文科省が調べた土は、横浜市が9月に土をはぎ取った側溝から37日後に採取した「もぬけ土」です。そもそも測定試料としての資格がありません。@kentarotakahash
ni0615田島直樹
専門家でなくても常識人ならば、これを読むと、文科省の測定が科学的にインチキで、発表が姑息なものであったことが、たちどころにお分かりになるはずです。http://radioactivity.mext.go.jp/ja/5650/2011/5650_1124.pdf RT @kikumaco 検出されたものが福島原発事故によるものでない可能性はいつでもある
。
by ni0615
渡利地区説明会 憤る住民/ …