NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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韓国から「復興支援使節団」

韓国の政府や企業が、東日本大震災の被災地を手助けするためにつくった「復興促進使節団」が宮城県を訪れ、韓国からの観光客の数を回復させるため、東北地方をＰＲするイベントをソウルで開くことなどを提案しました。韓国の「復興促進使節団」は、ことし５月の日韓首脳会談での合意に基づいて初めて派遣されたもので、政府や企業からおよそ４０人が参加し、２５日、津波で大きな被害を受けた名取市の閖上地区を視察しました。このあと一行は、仙台市を訪れ、宮城県の担当者や県内の経済団体の関係者らと話し合い、宮城県側は、震災のあと日本を訪れる韓国人観光客が、３０％以上減ったことをふまえ、韓国人観光客を呼び戻すための協力を求めました。これを受けて、韓国側は、放射線に対する不安を払拭して、東北地方の魅力をＰＲするイベントをソウルで開くことや、東北で開かれるお祭りやスポーツ大会に、韓国からの参加者を募集することなどを提案しました。
韓国政府としては、２５日の話し合いをもとに、今後、被災地を支援するための取り組みを具体化させたいとしており、外交通商省のイ・シヒョン通商交渉調整官は、「隣りの国としてより必要とされる支援を実施し、復興に役立ててもらいたい」と話していました。

11月25日　17時54分

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