NHK宮城県のニュース 仙台放送局
がれきの放射性物質検査結果
宮城県が、震災で出たがれきの放射性物質の検査を行った結果、山元町と亘理町では可燃物を焼却した場合、放射性セシウムの濃度が国の目安を超える可能性が高いことがわかりました。
県は、濃度を低くする対策をしたうえで処分する方針です。
震災で県内では、一般廃棄物の23年分に相当する1820万トンのがれきが出て、県外の自治体の協力が必要な状態ですが、原発事故の影響で受け入れが進んでいません。このため、県は安全性を確認しようと、11の市と町の12の仮置き場のがれきを木や繊維、それに不燃物など7種類に分けて、放射性セシウムの濃度を測定しました。その結果、可燃物に限った推計では▼山元町が1キログラムあたり769ベクレルと最も高く、次いで▼亘理町が350ベクレルでした。これはそのまま埋め立てても問題ない数値ですが、量が多いため、焼却する必要があり、焼却した場合、灰に含まれるセシウムの濃度は、国の目安の1キログラムあたり8000ベクレルを超える可能性が高いということです。このため、県は、2つの町の可燃物のがれきは、放射性物質の濃度を低くする対策をしたあと、県内で焼却処分するなどの対策を検討しているということです。
このほかの9つの市と町のがれきは、1キログラムあたり68ベクレルから240ベクレルで、焼却しても目安を超えるおそれはなかったということです。
11月25日 18時31分
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