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'11/11/25

国内向けCX7、生産中止に




 マツダが近く、スポーツタイプ多目的車(SUV)「CX―7」の国内向け生産を中止することが24日、分かった。SUVは、小型で低燃費のタイプを求める人が増えており、来年発売する一回り小さな新型SUV「CX―5」に実質的に引き継がれる。販売は在庫がなくなるまで続ける。

 CX―7はSUV人気の高い北米専用車として2006年5月に米国、カナダで発売。国内では同年12月に販売を始めた。07年には国内で年5千台強を販売。しかし翌08年以降は、当初の月販目標である380台を下回っていた。

 CX―7はマツダの国内唯一のSUVで、高出力の2300ccターボエンジンや、全幅1・87メートルと比較的大きな車体が特徴。価格は295万円からで国内のマツダ車では最も高く、ガソリン1リットル当たりの走行距離は10キロに満たなかった。

 CX―7は本社宇品工場(広島市南区)で生産。10年は過去最高の約9万台を生産した。北米では人気を維持しており、海外向けは生産を続ける。

【写真説明】国内向け生産を近く終えるCX―7




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