ユーロ共同債発行が現実味を帯びてきているようだ。
ユーロ共同債を本格議論 欧州委が3案提示
欧州連合(EU)が23日、ユーロ圏17カ国が共同で債券を発行する「ユーロ共同債」構想の本格的な議論を始めた。イタリア、スペインなどに不安が及ぶ事態を受け欧州全体で信用を補完し、ユーロ圏の諸国が低コストで資金を調達するのが狙いだ。ただ、最大の経済力を持つドイツは慎重でEUの条約改正も必要。実現には不透明な要素も多い。
欧州各国はそれぞれの国債を発行し、歳入に充てる財源を金融市場から調達している。ユーロ圏が国債に代わって共同債を出すようになると、米国債に次ぐ流動性の高い金融商品に育つ可能性も膨らむ。各国の主権が絡む財政の本格的な統合が難しいことを踏まえ、債券発行を通じて一本化に近づける意味もある。
欧州委は共同債について(1)国債から全面的に切り替え(2)一部切り替えて国債と併用(3)各国が個別に債務を負う――3案をもとに検討を促した。欧州委が財政状況の悪い国の予算編成に介入できる措置も新たに提案した。
ドイツなどの高い信用力を活用すれば、ギリシャなど巨額の債務を抱える国の資金調達を間接的に支援できる。一部の市場関係者は欧州債務危機を克服するための切り札と期待している。
一方でEUの基本条約「リスボン条約」には他の加盟国の債務を引き受けることを禁じた「非救済条項」がある。条約改正がないと全面切り替えなどの措置はとれない。【日経新聞 23日 21:52】
おわかりのように、ユーロ共同債発行には条約改正が必要となる。
共同債発行に反対を表明しているドイツは、この条約改正を条件に受け入れることになるだろう。
そして、記事が示している通り、ユーロ加盟国の"財政統合"が行われる。いわば、加盟国の主権が剥奪されるわけだ。
ドイツ国債の利回りが上昇したが、これ共同債発行を促すシグナルになっている。
ユーロ危機がドイツまで波及したことを示すことで、いよいよ共同債発行を糸口に、財政統合から政治統合へと進み、ドイツを中核とする"ユーロ帝国"が誕生することになるのだ。
"帝政"とは強弁ではなく、民主主義の衰退も表していることを肝に銘じておくべきだろう・・・。
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