道平和運動フォーラムが23日、幌延町で「北海道への核持ち込みは許さない! 幌延デー北海道集会」を開いた。85年に同町で高レベル放射性廃棄物施設の事前調査が強行されたこの日に「幌延デー」として毎年抗議活動をしており、今年が26回目。福島第1原発事故や北海道電力のやらせ問題による原子力行政への批判の高まりを受け、道内各地から労組関係者ら約1300人が参加した。
集会では、宮本明町長が6月の町議会で高レベル放射性廃棄物最終処分場に関する文献調査の受け入れに関し「今後の検討課題」と答弁したことから「将来的な核のごみ受け入れに含みを持たせ、幌延をなし崩し的に処分地に移行させようとしている」と指摘。脱原発を目指して道内への処分場立地に反対する決議を採択し、参加者が町内をデモ行進した。【横田信行】
毎日新聞 2011年11月24日 地方版
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