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「守ろう愛宕山・来るな艦載機」岩国市民集会に600人
2011年11月24日(木)掲載
「怒」を頭上のあげ、怒りの意思を示す参加者
岩国市で23日、在日米軍再編による米空母艦載機岩国移駐に反対し、愛宕山を米軍基地化しようとする動きに抗議する「守ろう愛宕山・来るな艦載機!11・23市民集会」があった。愛宕山開発跡地そばの愛宕神社前広場で、時折小雨が降る中、約600人(主催者発表)が参加した。

集会実行委代表の重岡邦昭・岩国市議が「岩国市長は愛宕山開発事業の借金返済のため愛宕山用地を防衛省に売ろうとしている。愛宕山を米軍住宅化することは艦載機59機を引き受け米軍岩国基地を極東一の米軍基地にしようとする企てが見て取れる。極東一の基地にすれば子々孫々まで責任を果たせなくなる」と訴えた。

「愛宕山に米軍住宅はいらない」と、米軍住宅建設阻止運動を続ける地元の愛宕山を守る会の岡村寛・世話人代表は「愛宕山を米軍基地化すれば、岩国市の発展の芽を摘み取られてしまう。許すことはできない」と強調した。

来賓の社民党の重野安正幹事長、共産党の赤嶺政賢衆院議員、鹿児島県馬毛島の艦載機訓練基地化に反対する種子島、屋久島の住民らが連帯のあいさつをした。

最後に「住民の思いを根底からないがしろにする県知事や岩国市長の策略、防衛省の暴挙を阻止するため、さらに反対運動を高めなければならない」との集会アピールを採択。「怒」と書かれた紙を参加者全員が頭上にあげ、怒りの意思を示した。

集会アピールは24日、集会実行委のメンバーが岩国市役所と県庁を訪れ岩国市長と県知事に提出する。防衛大臣にもファクスで送る。
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