原発は必要か、不要か―。松山市御幸2丁目の翻訳家阿部純子さん(66)が同市中心部の街頭で、原発の賛否を市民らに問う「投票」を受け付けている。23日には同市湊町5丁目のいよてつ高島屋前に立ち、買い物客らに参加を呼び掛けた。
東京電力福島第1原発事故を契機に原発問題が注目を集める中、デモや集会に参加しない多くの人たちの考えを知りたいと17日から始めた。25日までに計5回、それぞれ日中の2時間半程度受け付ける。
投票は、原発が「いる」と思う人がオレンジ、「いらない」という人が青のシールをボードに貼る形式。いらないと答えた人には、電気が「足りる」「足りない」の質問も同時に行っている。
集計結果は、投票者の意見を添えて県知事と松山市長に送り、併せて結果に関する両首長の感想も求めるという。