のんちゃん
テーマ:つれづれStop the Aids のイベントの後の移動中。
高校時代の同級生から電話がありました。
「明日、のんちゃんのお通夜がります」
…のんちゃんは同じクラスだった女の子。
明るくて元気で、かわいくて、優しくて、みんなから愛されていたのんちゃん。
去年、友達の結婚式でのんちゃんが病気だと聞きました。
「元気になったらみんなで会おうね!」
そう話していた自分たちが。
本当にのんきで。
なにもわかっていなかったと。
悔しくてなりません。
病気は治ると思っていました。
のんちゃんは元気になると思っていました。
結婚式には会えると。
本当にそう思っていました。
脳腫瘍で二年半もの間、闘病していたそうです。
10年お付き合いしていた彼と結婚したいと言っていたのんちゃん。
病気が治ったら子供が欲しいと言っていたのんちゃん。
まさかのんちゃんが…。
病気に「まさか」は無いのです。
誰にだって起こりえること。
わかっているつもりで、わかっていませんでした。
Stop the Aids のイベントで学んだこと。
自覚症状のない病気の怖さ。
自分がHIVだったと知らないまま亡くなっていく方も少なくないそうです。
脳腫瘍も。
自覚症状が出てからでは対処が困難な病気の一つだと聞きました。
来月人間ドックに行く政伸さんに「美元はまだ早い」と言われ、納得していた自分を反省しました。
病気に年齢は関係ないのです。
来月、父と兄と私とで。
初めての人間ドックを受けることにしました。
のんちゃんの最期の顔は、やすらかで、本当に本当に美しくて。
でも…。
そののんちゃんを見送るお父さんの背中が…。
のんちゃんの花嫁姿、のんちゃんの子供。
まだ、あきらめきれません…。
自分の健康を調べることは、自分のためだけではなくて。
大切な家族。愛する人のために。
本当に必要なことなのだと。
のんちゃんが教えてくれました。
のんちゃんは最期の最期まで明るくふるまっていたそうです。
自分が生きていることは、当たり前ではない。
私の母も。
生きたくても生きられなかった…。
のんちゃんも…。
私たちには。
しなければならないこと。
学ばなければならないこと。
たくさんたくさんあるのです。
のんちゃんとお好み焼きを食べに行こうといってから10年。
そんな簡単な約束。
なんでずっと後回しにしていたんだろ…。
あと一日あったら。
のんちゃんは何をしたかな?
私たちがなにげなく過ごしている一日が、どれほど貴重な時間なのか。
当たり前は当たり前ではないのです。
今日を大切に。
どうか。どうか。命を大切に。
1 ■一日…
モーレツに仕事をしていたときは、一日があっというまに過ぎてました。
いま、うつ病で休職中で当初は一日の使い方がわかりませんでした。
今は24時間という時を大事に過ごしています。
お友達のご冥福をお祈りいたしますm(__)m