社会

小浜ゆかりの歌人を祀る寺で初のかるた大会
(福井県)
百人一首に収められている歌を詠んだ平安時代の歌人・二条院讃岐を祀っている小浜市内の寺でかるた大会が初めて開かれ愛好家たちが競技かるたで交流しました。

「わが袖は潮干に見えぬ沖の石の 人こそ知らねかわく間もなし」で始まる和歌は、平安時代の歌人・二条院讃岐(にじょういんさぬき)が、小浜市田烏地区の棚田から沖合いに見え隠れする小さな岩をみて詠んだと伝えられていて百人一首に収められています。

こうした事から、競技かるたと百人一首で「地域おこし」をしようと、二条院を祀っている小浜市田烏の永源寺の本堂を会場にして23日、初めて「かるた大会」が開かれました。

大会には嶺南地域から有段者16人を含む、子どもから大人まで合わせて60人が参加しました。

参加者は部門ごとに分かれ、歌が読み上げられるたびに静まり返った本堂に、かるたをはたく音を響かせていました。
[ 11/23 19:09 福井放送]