慰安婦請求権問題 国際仲裁費の予算倍増=韓国国会
【ソウル聯合ニュース】従軍慰安婦の請求権問題をめぐり、韓国の国会外交通商統一委員会は国際仲裁手続きに必要な予算を5億8800万ウォン(約3929万円)と編成し、国会予算決算特別委員会を通過した。外交通商部が23日に明らかにした。現在、計数調整小委員会で審査が進められている。
政府が当初提出した2億3600億ウォンに比べ、3億5200万ウォンの増額となった。
予算の増額は、韓国政府が9月15日に公式提案した慰安婦請求権問題解決に向けた2国間協議について日本政府は公式回答をしておらず、来年から本格的な仲裁手続きを始めることが避けられないためとみられる。
予算の内訳は▼多国籍弁護団の構成費用(2億ウォン)▼仲裁判定団の構成費用(9000万ウォン)▼諮問委員運営費(1億ウォン)などとなっている。
1965年に締結された韓日請求権協定では、両国間の紛争が外交によって解決されない場合、仲裁委員会を設置することになっている。
関連記事
- 元慰安婦とユダヤ人が戦争犯罪を証言 来月米国で11-22 11:47
- 韓日請求権協定の全面再交渉要求へ 韓国市民団体11-17 12:59
- 慰安婦賠償問題 韓国政府が日本に再び協議要求11-15 16:24
- 慰安婦問題 韓国国会が国際仲裁費の予算化要求11-07 15:24
- 元勤労挺身隊女性ら 韓国政府に損害賠償請求へ11-01 17:53
- 慰安婦証言や植民地支配の蛮行まとめる 日本で出版10-25 17:01
- 野田首相の初訪韓 懸案事項の進展は期待薄か10-17 21:37
- 慰安婦など戦時性暴力問題を国連に提起=韓国政府10-12 09:16
- 慰安婦請求権問題「解決済み」=藤村官房長官10-11 16:36
- 慰安婦請求権 韓日に大きな隔たり=外相会談で確認10-06 21:08