立川キウイの小部屋

　一門に何のお達しもないので、つまりそういうことだと果実は判断しています。

　仮に師匠にもしものことがあったら、そりゃビッグニュースなんで、そりゃ大変なことになるでしょう。

　だからこうして大騒ぎにもなるんでしょうが、とにかく一門に何ら連絡がないんで、果実はガセだと信じていまする。

　記者さんだけじゃなく、ごくごく普通に師匠のファンの方からも心配の問合せがあるんで、そんでこうして果実日記を書いていまする。

　そういや師匠って落合斎場で荼毘にふされたのかしら？

　「焼かれてる師匠は確かに師匠だけど、根津にいる師匠はどこの誰だろう？」

　とんだ粗忽長屋でする。

　「知らないのはキウイ師匠だけですよ」

　記者さんからそんな風に言われると、なんだかそんな気持ちにもなってきてしまう。

　まさに粗忽長屋だ。

　「午後３時に落合斎場で荼毘にふされるそうですが…」

　何だそりゃ？

　そんな気持ちにもというより、だんだん不安にかられちゃう。

　とりあえず果実は何も聞いてないし、他の兄弟弟子も然り。

　「お弟子さんには知らせず内々にでですか？」

　知らん。

　そんなこと言われても知らないとしか言いようがない。

　ツイッターでも一気にフォロワーが増えてきてる。

　やっぱ怖いねー。

　とりあえず「またか」と思ってる。

　某「談志師匠、お亡くなりになったんですよね？」

　果実「どうやらデマみたいですよ。何も連絡ありませんし」

　某「え？だってもうWikipediaでバレてますよ？」

　とんだ『粗忽長屋』でする。

　今度『ネット長屋』ってやってみようかしら。

　サゲは「またガセか」って、何故か『茶の湯』だったりして。

　これはWikipediaをはじめネットだからというのではなく、所詮、人間って主観が強いんで、情報を正確に伝えられないし、それによる風評被害の怖さ、噂によって振り回される人の迷惑、そんなことをあの噺は伝えたかったのかもしれませんね。

　落語は正しい。

　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E5%B7%9D%E8%AB%87%E5%BF%97

　現時点に於いて師匠の没年月日が２０１１年１１月２２日になっている。

　それでアチコチから問合せがあったんだね。

　とりあえず現時点で一門には何らお達しは無し。

　何かあればいつもなら直ぐに連絡がある。

　ウィキペディアって掲示板だから、情報が錯綜しちゃうのは経験済みでする。

　わざわざ古本屋で見付けて買って、果実に持ってきて下さった。

　本当に有難いことである。

　遅読ではあるが、必ず読むつもり。

　てか、読み始めてみた。

　やはり面白い。

　寒いでする寒いでするぅ〜。

　寒いでするぅ〜。

　「談志師匠、昨日、亡くなったんですって？」

　そんな問合せがありました。

　今宵は美弥にいましたが、そんな連絡は美弥にも果実にもありませんよ。

　「バーロー！明日は東洋館で昼席だ」

　さっきまで左談次師匠もいらっしゃったんですが、勿論、左談次師匠もご存知ありません。

　どうせまたガセだと思いまする。

　３時間半は長いっちゃ長いけど、それが気にならないくらい充実していて見応えのある一本だった。

　これはＤＶＤではなく銀幕で観なくちゃだね。

　ジョージの持ってないアルバムを揃えようかと思った。

　角川シネマ有楽町にて。

　癌で寝たきりのジョージ・ハリスンを見舞ったリンゴ・スターだが、実はリンゴの娘が脳腫瘍で、すぐにトンボ返りしなければならなかった時のジョージの一言。