ピスト自転車運転 初の罰金
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ピスト自転車運転 初の罰金

11月22日 18時1分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

「ピスト自転車」と呼ばれるブレーキのない競技用の自転車で、公道を繰り返し走ったとして、大阪の男が、道路交通法違反の罪で罰金6000円の略式命令を受けました。警察によりますと、ピスト自転車で公道を走ったとして罰金を命じられたケースは初めてだということです。

略式命令を受けたのは、大阪市内に住む飲食店経営の20代の男です。警察によりますと、男はことし8月、大阪・中央区の御堂筋で、公道を走ることが禁止されているブレーキのないピスト自転車に乗っていたとして警察から交通切符を交付され、このときは不起訴になりました。ところが、先月8日にも大阪市内の道路をピスト自転車で走っているのが見つかり、警察は「違法行為を繰り返し、悪質だ」として、道路交通法違反の疑いで書類送検していました。男は略式起訴され、大阪簡易裁判所から罰金6000円の略式命令を受けました。警察の調べに対し「足で止まれば大丈夫と安易に考えていたが、歩行者が飛び出してくれば事故になると分かっていた」と供述しているということです。警察によりますと、ピスト自転車で公道を走ったとして罰金を命じられたのは全国で初めてだということです。