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九電問題:経産相、社長辞任要求を否定

枝野幸男経済産業相
枝野幸男経済産業相

 枝野幸男経済産業相は22日午前の閣議後記者会見で、九州電力の「やらせメール」問題を巡り、経産省側が非公式に眞部利應社長の辞任を求めたとされることについて「私は(要求を)指示したことはない。事務方も私の意図をそんたくしてそういったことを伝えたことはないとの報告を受けた」と述べ、否定した。九電関係者によると、経産省幹部が今月に入って2度、枝野経産相の意向として、眞部社長に直接電話するなどして、眞部社長の辞任を暗に求めてきたという。

 また、枝野経産相は、第三者委員会の報告を受け入れていないなど一連の九電の対応に対し「自助努力で自らのうみを出すことができる企業でなければ、当然、原子力発電所を運用するような安心は得られない」と批判。現状のままであれば九電の原発再稼働を認めない姿勢を強調した。【野原大輔】

毎日新聞 2011年11月22日 13時26分(最終更新 11月22日 16時58分)

 

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