インターネット調査会社のマクロミルは８日、サッカーＷ杯に関心を持つ人の９５・７％が今回のＷ杯を「楽しめた」と考えているとのアンケート結果を発表した。 　調査によると、Ｗ杯を楽しめた理由（複数回答）は「日本チームが活躍したから」が８８・９％と最も多く、「素晴らしい試合やプレーをみることができたから」が６６・４％で続いた。 　一方、「楽しめなかった」とする４・３％の人が挙げた理由は「審判の誤った判定があったから」（５０・０％）、「バイロム社のチケット問題があったから」（３６・４％）などが多かった。 　Ｗ杯でＪリーグへの関心が高まったかどうかをみると、「Ｗ杯前にはＪリーグの試合を見に競技場へ行ったことはなかったが、これからは見に行きたい」との回答は１９・５％。「Ｊリーグの試合を見に競技場に行くことはないが、テレビでなら観戦したいと思う」は４９・９％に上った。 　調査は２日から３日にかけ、ネット経由で全国の５１９人から回答を得た。

　韓国プロサッカーのＫリーグが７日に開幕。各地で行われた４試合に計１２万３１８９人を集め、１日の合計観客動員数を更新した。

　韓国のＷ杯４位に貢献したＭＦ金南一とＤＦ金泰映が所属する全南が、大田を迎えた光陽サッカー専用球場には、全南のホームゲームとしては過去最多の２万３１２２人が入場した。同球場は１万５０００人分の座席しかなく、階段や通路にまで人があふれた。ただ、お目当ての２人はＷ杯でのけがが治らず、欠場した。

　釜山―蔚山現代戦が行われた釜山九徳総合運動場にも、釜山の最多観客数を更新する３万９４２７人が押し寄せた。

日本に帰って意外だったには、韓国の4強進出を祝うムードの一方で、ほとんどやっかみとしか思えない発言も出てきたことだ。確かに審判の誤審などがあっただろうが、それは韓国の責任ではない。

隣に家がいい車を買えば、それを羨ましがるのは一般の心情として理解できる。しかしその上、妬んだりひがんだり、ましてや不正があったと陰口を言ったりすること は、人間として恥ずかしいことだ。 

これは真っ赤な嘘です。
延長戦・PK戦の予備時間(１時間程度)を考えれば 物理的に出来ないということは有り得ません。
『サポーターと一緒にお互いの健闘を称えあうという >感動的な場面が突発的に発生しました。』 とのことですが、 これに対応するには十分過ぎる時間です。 最初から表彰式を放送しなかったならまだしも トルコ表彰開始の途端に「タイミング良く」スタジオに切り替えたのは恣意的以外の何物でもありませんよ。   

フジの謝罪文についてですが、 あの文には一言も謝罪の言葉がありません 状況的な理由を並べている、ただの言い訳文でしかないと思います あの理由が、きちんとした理由になるとは思えませんし･･･ なので、あれを謝罪文とは呼べないのではないでしょうか？ 例えば仕事であれを謝罪文として提出したら、叩き返されると思います。  

私には、あの文章をどうよんでも「謝罪」の意図は感じられません。 むしろ、慎重に言葉を選んで、謝罪をまぬがれようとしているように見えますがいかがでしょうか？
「しかし、ワールドカップ3位チームの表彰式というシーンが持つ意味を十分に 考慮すべきであったと感じています。」の部分に反省の色合いを認めることはできますが、フジは謝罪をするつもりはないのだと思いますよ。 いかに言い訳を並べ立てても、三位授賞式をどんな理由であれ結果的に放映できないのなら、最初から試合を放映する資格がないと言いたいです。トルコ受賞をカットして、代わりにスタジオの茶番とブラジルの裸体美女を見せられて、視聴者をバカにしているとしか思えません。

ネットで流れている、ワールドカップ偏向報道への非難の嵐を反省を含めて取り上げてくれるマスコミがひとつくらいあるといいんですけどね、無理でしょうか。

(一部翻訳)

フジテレビはトルコが勝つことが気に入らず、常に韓国チームを応援してきた。トルコ×セネガル戦の前からブラジル×セネガル戦は面白くなるとか、まるで我々のチームが存在しないかのようだった。

そして３位になったトルコのメダル授賞式が始まるというまさにその時、 CMを入れついに1億2千万人の日本人に見せなかったのだ。このことで多くのトルコ人と日本人ファンによる抗議がフジTVに相次いでいる。 （ここには電話＆FAX番号も掲載してある。）

フジＴＶには日本人も怒っている。日本人はテレビ局のことで我々に謝罪してくれている。   

(一部抜粋)

産業現場で「ワールドカップ後遺症」が深刻だ。Ｗ杯が終わった後も働く雰囲気が整っていないうえ、金融界の週休二日制と一部事業場のストまで加わって、不安な経済にさらに悪影響を及ぼす可能性が高まっている。

各ビジネスマンとアナリストたちは「Ｗ杯ベスト４入りの経済的効果が数十兆ウォンに達するというのは散在的効果のことだが、もうすでに先進国になったように勘違いしたり、サッカーだけがすべてであるように思う、よくない現象が現れている」と懸念している   

　試合終了後、トルコ・韓国両チームの選手が手に手に携えて、サポーターと一緒にお互いの健闘を称えあうという感動的な場面が突発的に発生しました。フジテレビとしましてはその感動的なシーンをできるだけ長く視聴者にお届けすることが大切だと判断しました。
　試合終了後のイベント進行が当初の予定より遅れ、結果的に、表彰式の時間が大幅にずれ込みました。番組としましては、表彰式を放送すべく調整しましたが、結局、中継内でトルコの受賞シーンをご紹介することが物理的にできませんでした。これは、決して番組制作者の恣意的なものではなかったことを視聴者の皆様に改めてお伝えしたいと思います。
　試合中継終了後に放送しました『2002FIFAワールドカップTODAY』でも、トルコの受賞シーンを番組の進行上の事情で放送しませんでした。しかし、ワールドカップ3位チームの表彰式というシーンが持つ意味を十分に考慮すべきであったと感じています。
　今回、ホームページに寄せられた皆様のご指摘は、貴重なご意見として謙虚に受け止め、今後のスポーツ番組の制作に生かしていきたいと思います。 　   

2002FIFAワールドカップ・3位決定戦「韓国×トルコ」（6月29日フジ） は好ゲームで、感動いっぱいになりました。しかしその後、四位の 韓国にメダルが授与されて、さあトルコだと思った途端、画面は スタジオに戻り、結局トルコのメダル授与シーンは放送されません でした。なぜ四位だけ映して三位は放送されなかったのか、納得いきません。この放送を見ていたトルコの人たちにも失礼だと 思いました。（目黒区・19歳・学生）』　　   

六月二十九日付本欄に「サンデージャポン」（TBS）で、ワールドカップ のイタリア代表が負けた事が悔しくて韓国を中傷していたのが気になった、というご意見がありました。しかし、飯島愛さんはマスコミの報道のあり方がおかしいと言いたかったのではないでしょうか。 韓国は実力ある素晴らしいチームですが、誤審があったことも 確かです。当初、そうした報道が十分なされなかった中、疑問を正直 に口にした飯島さんは勇気があると思いました。 （市川市・32歳・会社員）   

「サンデージャポン」（23日・TBS）を見たが、サッカー・ワールドカップ のイタリア代表が韓国代表に負けたのが悔しいのか、そのことを大声で わめく女性タレントがいて不愉快になった。イタリアの選手を退場させた審判を「韓 国に買収されている」と罵ったり、韓国代表を中傷するイタリア人を支持する発言を したり、見ていて腹が立った。（蕨市・25歳）  

　「インターネット投票をすればいつも１位」。

　 韓国ネチズンの「パワー」と強力なインターネットインフラが、今回のワールドカップ（Ｗ杯）を機にもう一度世界に知れ渡った。

　ＦＩＦＡなど各インターネットサイトで行われたインターネット投票で、圧倒的な票差で韓国に有利な結果が出たのがその証拠だ。

　２日、ＦＩＦＡがＷ杯史上初のインターネット投票で選定したＷ杯最高人気チームに、韓国が６１％の支持率を得て１位となった。

　 全世界のネチズン３６万５６１９人が参加したこの投票で、韓国は２２万６６３６票を獲得、２位のトルコ（７万３００票）に約１５万票差をつけたほか、候補に挙がった残り５カ国の合計得票数も上回った。

　 これに先立ち１日、韓国情報通信大学の情報保護技術研究所が実施したＷ杯ＭＶＰ投票でも、黄善洪（ファン・ソンホン）が３８．８％を得て１位となった。

　 またＷ杯期間中に海外サイトで行われた審判判定に関する投票でも、国内ネチズンのパワーがそのまま反映された。

　 しかし一方では、こうした一方的なインターネット投票の結果が多様な意見を排除し、他国の反感を買うという声も出てきている。   

サッカーコラムニスト・神足裕司さんのコメント

「そりゃ、やっちゃったでしょう。僕達は審判が韓国側に有利な判定をするたびに、 1ヒュンダイ自動車、2ヒュンダイ自動車…。あぁヒュンダイ自動車を貰いすぎて困るだろうな、 と（笑い）」

あっさり「買収」を肯定。というのも韓国サッカー協会の会長・鄭夢準氏は、国際サッカー協会連盟（FIFA）の副会長という世界サッカー界の実力者で、韓国最大の財閥現代グループの御曹司。今回のW杯も、ほぼ日本単独開催に決まっていたものを、 鄭氏の「政治力」で日韓共催に決めたと言われるほどFIFAに強い影響力を持つ。
有利な判定ごとに現代自動車を審判にプレゼント…。もちろん、神足さん らしいジョークだが、W杯の事情をこう話す。

「買収は昔からあることですよ。サッカーの判定は難しいし、どっちにも取れる時にどちらかに有利になるように判断することはあると思う。 だいたい、それがサッカーなんです。ただ、今回は次期大統領選への出馬を企てている 鄭氏が、韓国代表を上位に進出させる為にお金を使ったのではないか、という政治的 な背景が言われています。」
これまでのｗ杯の歴史でも、審判買収があったといわれて大会が再三あった。 (中略) …そして、今大会の韓国戦では、4試合で審判が重複しており、買収しやすい審判 をあつめたのかとも…。では、神足さんは韓国のゲームを、どう観戦しただろうか。

「ポルトガル戦、スペイン戦、イタリア戦は、あまりにも誤審があからさまでした。」
「一般的にいって、日本は韓国に頑張って欲しいと素直に応援していたはずですけ ど、 あのジャッジのせいで、"なんだか汚い" と思ってしまったのが残念。 飯島さんに限らず、 汚い判定で勝ち上がったと思って、応援するのがイヤになった日本人は多かったかもしれませんね。」（神足さん）
韓国対スペイン戦を例に挙げると、4つの誤審があったといわれる。
【1】スペインのホアキン選手のセンタリングをヘディングして得点した後、ボールがラインの外に出ていたとされ無効となったこと。
【2】セットプレーの混戦からスペインが得点すると、エルゲラ選手がファウルをとられてノーゴールに。

(中略)

「世界でいちばんどうでもいいサッカー情報」の著者で、世界でただひとりのお笑いサッカーコラムニストのケン・ファウソさんは韓国戦をこう見る。 「僕は今大会の韓国選手が好きですし、全体的にいい試合をしてたと思います。 ただ、疑惑の判定が続き、ポルトガル戦、イタリア戦までは、ホームだからとみんな我慢 していましたが、スペイン戦であまりにも露骨だったので問題だということになったんです。僕は知り合いと見ていましたが、「(審判を）買っているでしょ、 あれは」といっていましたから…。目が肥えていなくてもある程度、サッカーを見ていれば（露骨な誤審の判定は）わかりますよ」

イタリア戦についても、試合後に審判の不公正さに抗議する40万通もの電子メールが 世界中からFIFAに殺到し、メールの送受信に支障をきたすほどだったという。 この批判に対して韓国大使館にコメントを求めると「そういうことは、ノーコメントにさせて ください」と判断をさけた。一方、多くのファンの声を無視できなくなったFIFAの ブラッター会長は、買収疑惑こそ否定したが「惜しむらくは、偶然にも数多くの審判のミスが1つの国に集中してしまった」と負けたイタリアに同情し、今後の審判に関して、 「今後は国籍ではなくて能力重視で選ぶように提案したい」 こうして対韓国戦に関して誤審があったこと、審判を選ぶ方法にも問題があったことが公式に認められたわけだが韓国のファンはどう見たか。

「コリア・レポート」の編集長・辺真一さんはこう話す。（この人は韓国人のはず） 「スペイン戦は、確かにあれは誤審です。韓国の人達も誤審で勝てたと内心では思っていますけど、口には出していないだけでしょう。負けたことへの悔しさの反動と受けとめているので、ほかの国々の誤審報道も無視しています。それに あの誤審をしたのは韓国の審判ではなく、中立国の審判ですから、韓国が批判 されるいわれはありません」そして、飯島の発言にはクレームをつけた。

「欧米志向の日本人女性は、イタリアやスペインが好きだから、 そこに勝ってしまった韓国への悔しさがにじみ出てしまったのでしょう。買収だなんだといわれていますけど、それを立証する 証拠もないのに、電波にのせた飯島さんに、アキレます。そして韓国を嫌いになったと受け取れる"キムチは食べない”という 発言にはカチンときました。一生懸命に頑張った選手たちや、 日韓で培ってきた友情、エールに水を差さないでほしい」（辺さん）

スポーツアナリストの前野重雄さんも、審判買収を詮索する事には批判的だ。「審判ってとてつも ない運動量なんですよ。あれだけのスピードで走り回りながら、一瞬で"このポイントなら バレない かもしれないし、おカネをもらっていることだからファウルをとろうかな"と判断できる動体視力が あったら、審判じゃなくて選手でW杯に出ていますよ（笑い）」 ヨーロッパの選手に故障者が多く、実力をつけていた韓国が予想以上に強かったことは、 "疑惑"を 広げた一因となったかもしれない。

「イタリアは韓国の底力、後半に強い体力技術力などを見極めることなく、1点を 守るれると判断して、デルピエロを下げるメンバーチェンジをしたのが間違いだったのです。 韓国がこんなに攻められているわけはありません。
むしろ私は、身体が当たっていなく手も痛みを訴えたりして、審判の判断を難しくしている選手達を難しくしている 選手の女々しさに腹が立ちました。男らしくない！」ただ飯島の"反感国"発言がでた 背景には、韓国サポーターの応援姿勢があったかもしれない。ケン・ファウソさんは やんわりと指摘する。

「審判がおかしいのは多少はサッカーを知るものが見れば明らか…なのに 韓国の皆さんが"勝てばいい"という考え方だけで応援していたとしたら悲しい ことです。今回の審判の問題については冷静に考えないと、韓国の進歩が止まって しまう。もったいないと思います。」
真っ赤なシャツを着てスタンドを埋め尽くした韓国サポーター。競技場全体が一体となって、 まるで1つの生き物のように異様なまでの高まりで自国チームを応援していた。

同じ審判で同じゲーム展開だったとしても、もし多少なりとも相手チームを応援する声があったなら、誤審があろうとなかろうと、韓国の"勝利"に対する評価は違っていたかもしれない。 W杯ではゲーム直後、敵として戦った両チームの選手がユニホームを交換してエールを送る 慣例がある。しかし、韓国チームに限っては、ほとんどゲームで交換してもらえなかっ た。
「それは選手立ちの、誤審で勝った韓国への無言の抗議です」（前出・神足さん）
明らかな誤審もかまわず準決勝進出に喜びを爆発させていた韓国サポーターと、アキレて冷ややかな他国――。 まだまだ"サッカー発展途上国"の日本も韓国チームを他山の石として、勝って相手チームからの勝利の祝福を受けられるように肝に銘じたい。

サッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）決勝で同じ座席番号のチケットが大量に出回った問題で、これらのチケットが「空席問題に対処するために急きょ発券され、重複していても予備席に座れる」との触れ込みで販売されていたことが４日、購入者の証言などからわかった。Ｗ杯日本組織委員会（ＪＡＷＯＣ）もこうした実態をつかんでおり、「空席問題の混乱に乗じて偽造された可能性がある」とみている。

今回のワールドカップ（Ｗ杯）で韓国国民は「韓国−イタリアの決勝トーナメント1回戦」が最も痛快な試合だったと考えていることが分かった。  

  　世論調査の専門機関「インサイトリサーチ」（朴修一（パク・スイル）代表）が先月30日、ソウルをはじめとする全国7都市の男女710人（13〜59歳）を対象に韓国代表チームの今回のＷ杯についての電話アンケートを実施した結果、最も痛快に戦い、最後まで手に汗握って観戦した試合として全体回答者の45％が対イタリア戦を挙げた。以下、スペインとの準々決勝戦（25％）、ドイツとの準決勝戦（14％）と続いた。  

　今回のＷ杯で最高のゴールを問う質問には、全体回答者の22％が対ポルトガル戦で朴智星（パク・ジソン／京都）が記録したゴールと答えた。最も人気のある選手の上位3人は、安貞桓（アン・ジョンファン／ペルージャ／12％）、洪明甫（ホン・ミョンボ／浦項／11％）、朴智星（9％）の順だった。  

　一方、レッドデビルのトレードマークである“赤いＴシャツ”は71％が所有しており、街頭応援には55％以上が参加したと答えた。また、全体回答者の69％が今後、Ｗ杯よりも楽しいことはないだろう回答した。  

　しかし、プロサッカーＫリーグの試合にも必ず行くという回答は30％に過ぎず、今回のＷ杯のサッカーブームがそれ程Ｋリーグに影響を与えないことが分かった。   

ワールドカップ（Ｗ杯）期間に中国の韓国人留学生と中国人学生の間で激しい対立があったことが分かった。  

  　北京の朝陽区の第二外国語大学では先月25日、韓国とドイツの試合が終わった後、外国人寄宿舎の前で中国の学生達が韓国の学生に暴言を吐き、レッドデビルのＴシャツを焼こうとしたと現地の留学生は伝えた。

　当時、中国人の学生約300人が、応援の打ち上げのために2号寄宿舎の前に集まっていた韓国人留学生50人に向かって、「大〜韓民国○○」、「狂った○達」などの暴言を吐き、自分達で手に入れたと見られるレッドデビルのＴシャツを木の棒にかけて燃やそうとしているところを学校の警備員に阻止されたという。  

　一部の中国人学生は韓国の芸能人 金ヒソンのポスターに「ＴＯ ＤＩＥ」と書き、木の棒に貼り付けて揺さぶったと目撃者は語った。近くの中国人寄宿舎では韓国の学生に向かって空き瓶や汚物を投げもしたという。  

　翌日、韓国の学生会は学校の外事署長と中国の学生会の幹部に会い、このような行為について抗議したが、中国の学生会側は「主導者はこの学校の学生ではなく、外部の人物」と弁解したと韓国の学生は伝えた。  

　韓国人留学生のＹ某さんは「中国人学生は自分達が崇拝するイタリア、スペインのサッカーチームが韓国に負けると興奮したと弁解しているが、そのような行動をする学生達の心理を理解できない」と話す。一部の韓国人女子学生はＷ杯の試合が終わった後も1人で寄宿舎を出入りしたり、中国人学生に会うことを避けているという。  

　中国最高の名門大学 北京大学でも中国人学生が大学のインターネットホームページに「大韓民国」を「大韓犬国」と表記したり、「汚い韓国」という過激な表現を使うなど、韓国を誹謗する内容が増えている。 

　また、ある中国人学生が韓国とポルトガル戦の前、韓国チームを応援する書き込みをすると、激しく罵倒されたと現地の留学生は伝えた。北京最大の繁華街である王府井でもＷ杯期間中、韓国の学生と中国の若者達の間で衝突が続いたとしている。  

　中国の学生がこのように反韓感情を持つようになったのはＣＣＴＶなど、中国メディアの韓国誹謗に影響を受けたのではないかと在中韓国人は分析している。一部の中国メディアは韓国とイタリア戦を報道しながら、「韓国が審判の偏った判定によって勝利したのは世界のサッカー史の恥」という過激な表現を使いもした。 

　在中韓国人会の幹部を歴任しているある韓国人企業家は「中国の若者達の反応は理解できないが、両国の関係のためにも、これ以上問題が悪化しないことを願う」と述べた。  

(一部抜粋)

韓国戦で副審を務めたスゼケリー氏が、初めてメディアに対して口を開いた。 トッティを累積退場に追い込んだジャッジについて 「明らかに（主審が）おかしかった。あの時、カードは出すなと言ったのに、 歓声で伝わらなかった」とイタリアのメディアに明かした。 トッティがペナルティーエリア内で倒れたことに、モレノ主審が 「シミュレーション」とみなし警告を与えていた。

(一部抜粋)

強豪国を連破し、世界のトップレベルの力を誇示したサッカー韓国代表。
日本代表の予選リーグ突破という快挙も霞みそうな勢いだが、それにミソをつけたのが、相次ぐ審判の”誤審”。
疑惑の判定が韓国戦に集中しているため、審判買収の噂まで囁かれる始末なのだ。

「ワールドカップ（Ｗ杯）の真のチャンピオンは韓国国民だ」。米国メディアがＷ杯決算特集記事で下した結論だ。米ニューズウィーク誌は７月８日の最新号で「真のチャンピオン」という見出しの記事を掲載し、「今大会の最大の勝者は韓国国民」と賞賛した。

１日付の米ニューヨークタイムズ紙も「今大会の焦点は、サッカーではなく韓国国民」とし、「韓国国民は勝利を重ねていくなかで、想像を絶する団結力を誇示し、『暴力ゼロ、無礼ゼロ、ゴミゼロ』の『３ゼロ』を示してくれた」と絶賛した。
同紙は特に、外国人に対する韓国国民の親切さやもてなしを高く評価した。

日本の毎日新聞は１日、「今大会は日韓関係が新しい時代に突入したことを感じさせてくれた鼓動」と評価した。

朝日新聞は「韓国では儒教的な先輩後輩の序列意識を捨て、日本では染めた髪やスタイルで個性を打ち出した若い選手が力を発揮した」とし、韓日両国が健闘した理由を「古い伝統打破」にあると指摘した。同紙は特に「韓国とトルコの３位決定戦後、肩を組んでグラウンドを回ったことはＷ杯のようにナショナリズムが表れる場所ではめったに見られない『豊かなナショナリズム』」と論評した。

米ロサンゼルスタイムズ紙は先月３０日、今大会の各部門成績を公開した。

▽ベストチーム＝欧州の強豪を連破し、４強に進出した韓国チーム▽ワーストチーム＝ドイツに０対８で敗れたサウジアラビアチームと１ゴールもあげられず３敗した中国チーム▽最も醜いチーム＝クロアチアと韓国に敗れ、陰謀論を提起したイタリアチーム。

「壊されたW杯」に怒り　鈴木洋史

サッカーを、ワールドカップを壊そうとした者は誰か。 私はいま、そのもの達に対する怒りでいっぱいだ。
そもそも国際サッカー連盟（FIFA）内の権力闘争の産物として共催が決定した時点 で、今大会の歪みは約束されたものだったのかもしれない。 テレビ放映料とスポンサー料が急騰し、FIFA代理店のISLとテレビ放映権を持つキルヒ・メディアが倒産した。FIFAとバイロム社の無責任極まりない姿勢によりチケット販売が混乱した。

誤審問題が相次いだ。 スポーツに誤審はつきものだが、かつてこれほど開催国に有利な誤審が続いた頃はなかった。
それにより、エクスタシーをもたらしてくれる魅力あるサッカーが排除された。 私はそれが悲しい。

他国同士の対戦会場で自国の名を大合唱し、ナチスの印に侵入禁止マークを重ねた幕や、 「ヒトラーの息子達は去れ」と書いた幕を掲げる。過剰な民族主義は酷い。

私は「嫌韓感情」からこんなことを書いているのではない。 私はサッカーが好きだから、イタリア戦における韓国の戦い振りを絶賛する。
それと同様、サッカーが好きならフィーゴやトッティやラウルの嘆きを思いやり、 真の「友人」たらんとするなら他国に対する敬意を促すのが常識ではないか。
だが、我が大マスコミは金科玉条的に「友好」を大合唱した。
真実を大いに隠さんばかりの報道振りは「大日本帝国万歳」と叫ぶ姿に重なり、 私は鼻白むばかりか、背中に寒気を感じた。

そのおかげで、人間の本音が出やすいインターネットの掲示板には、 誤審に対する批判、他国への敬意を欠いた応援に対する嫌悪感、 大本営発表に対する不信感が渦巻いている。 一部には「友人」に対する差別用語まで飛び交っている。 匿名性を盾に平然と差別用語を口にする者を私は軽べつする。

以前も私は、スポーツのエクスタシーよりも、金科玉条的に「日韓友好」を唱えるこ との危険を指摘した。サッカーを愛することは「結果として」相互理解を深める。 それが健全なあり方だ。
だが、入り口を逆にすると不健康な事態になりかねない。 それは「教育」のためと称する高校野球が裏で多くの矛盾を抱えているのと同じだ。
そして、杞憂は現実となった。

双方の関心高めた出来事　鄭大均・東京都立大教授の話
http://fifaworldcup.yahoo.com/jp/020630/10/gi2.html

　鄭大均東京都立大教授（日韓関係論）の話　ソウル五輪の時もそうだったが、FIFAワールドカップTMをきっかけに韓国といろんなかかわりを持とうという日本人が増えると思う。韓国でも同じで、双方の関心を高めた大きな出来事だった。ただ隣国を伝えるのに、熱狂と共感ばかりが目立った印象がある。韓国メディアは自国民の威信を多く語ったが、これに対する違和感を日本がもっと表明してもよかったのではないか。この時期には金大中大統領の２人の息子が逮捕されている。韓国の過剰なナショナリズムの背面には、自国への自ちょう的な意識があることを忘れてはならない。

関係改善に大きな影響なし　水野・韓国全南大助教授の話
http://fifaworldcup.yahoo.com/jp/020630/10/gi0.html

　水野俊平・韓国全南大助教授（韓国語学）の話　今回のFIFAワールドカップTMは韓国人の自尊心を高揚させはしたが、日韓関係にはそれほど大きな影響を与えなかったと思う。なぜなら韓国がベスト４進出という期待を大きく超える成果を得たことで、日本に対する勝利感と自信感を持ったからだ。日本人の多くは韓国を応援したが、私が街頭で見た限り、韓国人はそうではなかった。むしろ日本が負けるのを願う声も多かった。韓国にとってFIFAワールドカップTMは結局、自国中心の祝祭だった。両国間には歴史認識問題をはじめ、戦後補償問題、領土問題など複雑な事案がある。こうしたことを考えれば、今回のFIFAワールドカップTMが両国関係全般にわたる改善や、日本への感情を変化させる役割を果たすのは難しい。