最終更新:2011年11月22日(火) 11時2分
大王製紙前会長、特別背任容疑で逮捕
大手製紙メーカー「大王製紙」の前会長が、グループ企業から100億円以上を借り入れていた問題で、東京地検特捜部は前会長を特別背任の疑いで逮捕しました。
特別背任の疑いで逮捕されたのは、大王製紙の井川意高・前会長(47)です。
井川前会長はグループ企業7社からおよそ106億円を個人的に借り入れましたが、会社側は21日、106億円のうち現金で返済された分をのぞく、およそ86億円について、井川前会長がグループ企業の幹部に指示して指定の口座に振り込ませとして、刑事告発していました。
特捜部はこれを受け、井川前会長を特別背任の疑いで逮捕するとともに井川前会長の自宅など関係先の家宅捜索をおこなうなど、強制捜査に乗り出しました。
関係者によりますと、井川前会長はこれまでの特捜部の任意の事情聴取に対し、特別背任の容疑を大筋で認めているものの、「株などで弁済するつもりだった」などと話しているということです。
井川前会長は借り入れた金の大部分を海外のカジノで使っていたとみられていますが、会社側の調査に対し明確な説明をおこなっていませんでした。(22日10:49)
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