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ツイッター就活、使い方間違えるとピンチに
学生のためのSNS就活術(1)

(3/4ページ)
2011/11/16 7:00
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 「実名を公開しているのに、企業の文句を言えば、当の人事担当者に見つかりやすくなる。就活にとってはデメリットにしかならない」(田沢氏)。ツイッターの利用方法をはき違えている学生は多いのだ。

 さらに2012年にかけてソーシャルメディアの利用が加速すると、「学生の間でツイッターの勘違い利用はさらに増えていくだろう」と田沢氏は分析する。今後、ツイッターと同じ利用スタイルをフェイスブックに持ち込んで失敗するケースも増える可能性がある。

 ツイッターでは、面識のない人をフォローする使い方が主流。就活生が面識のない企業の人事担当者のアカウントをフォローしても、何ら問題はない。

 一方、フェイスブックは原則、直接面識のある人同士が関係を結ぶSNS。面識のない人からの友達リクエストは「マナー違反」として不審がられ、拒否されるケースが多い。そのため学生がツイッターと同じノリで、面識のない企業の人事担当者に友達リクエストをすると、フェイスブック上では無視される場合がある。ツイッター、ミクシィ、フェイスブックという各SNSの流儀を深く知っておかなければ、就職活動で失敗することになるだろう。

ツイッターはもう一つの「履歴書」

 学生がソーシャルメディアを上手に活用し、就職活動を有利に進めるにはどうしたらいいのだろうか。例えば前述の「就活ゼミ」の受講生には、学生時代にやっていた社会貢献活動にツイッターを活用し、就活でもツイッター上でその活動をアピールして企業の内定を獲得した学生がいたという。

 就活の場では、エントリーシートや面接で学生自体のアルバイト経験や学生団体での活動をアピールするケースが多い。しかし話だけでは、実際の姿や活動ぶりが採用担当者に見えにくい。

 こんな時にツイッター上に活動の実績が残っていれば、活動の内容を企業側に証拠として提出できるし、実際の活動を通じて得たもの、トラブルが起こった際にどのように対処したか、といった企業が知りたい部分が見えてくることもある。口下手で説明がうまくない学生でも十分アピールすることができる。

 今後の就活では「ツイッターも企業に提出するエントリーシートと同じように『自分の強み』を認識して情報を発信していくと役立つ」と前出の田沢氏は語る。

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