「アイドル戦国時代」と言われる近年のアイドルシーンにおいて、AKB48グループに水をあけられているハロプロ勢の意気込みは高く、発売前より全国各地で予約握手会を開催している。しかし、その中のひとつで、新垣里沙・石田亜佑美・工藤遥・熊井友理奈・福田花音が参加した11月12日の仙台市のイオン富谷ショッピングセンターのイベント会場が「ひどい」と話題になっている。
まずは会場が、ショッピングセンターの3F駐車場であったこと。ネット上には、設営された簡易イベントスペースを前に、ブルーシートを敷き鎮座し、イベント開始を待つファンたちの写真がアップされた。駐車場に会場を作りアイドルの握手会を開くというのも驚きだが、ファンのためにイスを用意するなどの配慮がハロプロ側になかったのだろうか? これだけならば、会場をセッティングした事務所の責任として、参加したメンバーたちに落ち度はないが、問題となっているのは、このイベントにも参加したモーニング娘。第10期生メンバー・工藤遥がファンを揶揄したとされる音源の流出だ。
その内容は、工藤が女性スタッフと思しき人物との会話の中で、ファンたちがブルーシートに座っているさまを見ながら、ひとりのファンを「まるでホームレスっぽいんだけど、めっちゃ」と指摘したというもの。もし、これが本当に工藤のものだとしたら、自分たちのファンの容姿を貶めるような発言は不適切きわまりないだろう。だが、なぜこのような音源が録音されたのだろうか。
「歌いながらパフォーマンスをするアイドルたちの多くは、有線のマイクではなく、ワイヤレスマイクを使い、ステージでイベントを行います。このワイヤレスマイクを通して発せられた音声は、市販されている広域受信機で聞くことができるんです。無線を楽しむ人たちの間では、ポピュラーな受信対象の電波ですよ。電波自体はそんなに強いものではないのですが、会場の近くに行けば十分受信できるようです。しかし、受信した音声を聞く分には罪に問われないのですが、意図的に傍受したり、今回のようにネットに流出させてしまったりすると、犯罪になります」(業界関係者)
こう話してくれた関係者は、ほかにもアイドルたちの楽屋や舞台裏での会話も聞いたことがあるという。ワイヤレスマイクの電源を落とさないうちに話した内容が漏れ出てしまったということか。今回は工藤であるという確証はまだ出ていないが、もしこの発言が本人のものであった場合には彼女のこれからのアイドル人生は暗いものになるだろう。現在のアイドル業界において、握手会やファンと触れ合うイベントは、多大なウエイトを占めており、AKB48が現在の地位を築いた理由のひとつに握手会がある。CDに握手券を付け、購買意欲を煽るこの商法は過去に"握手会商法"などと揶揄されていたが、その効果は絶大で、握手券だけ求めてCDを購入するファンが大勢いるのも事実だ。
「アイドルがそれほど身近な存在ではなかった時代には、収録や撮影などの限られた時間だけ愛想よくしていれば良かったのですが、最近では直接対面した際の対応の良さも求められています。それはAKB48の総選挙の結果からも分かります。"現場最強"と言われる柏木由紀は、今年3位にランクインしていますし、逆に、対応が悪いと言われていた板野友美が大幅にランキングを下げています。もちろん、それだけが原因ではないとは思いますが、少なからず影響はしているんじゃないでしょうか。今回の工藤のものとされる流出音声は、本人の確定には至っていませんが、残念ながら悪いイメージがついたことは間違いありませんね」(芸能ライター)
アイドルがCDを一枚でも多く売るには握手会などのイベントは必須。もちろん、ハロプロも今後とも続けていくだろう。しかし、アイドルとしてファンの前に出ているという意識を徹底できなければ、今後もこのようなことが起きてしまうのではないだろうか。
多大なプロモーションを行なっているにもかかわらず、発売当日からのオリコン・デイリーシングルチャートにおいて、モベキマスはNot yetを一度も上回っていない。ハロプロ側が日本を代表するアイドルへと成長したAKB48を超えようとするならば、彼女たちがやってきた握手会よりもクォリティが高いイベントにしなければならないだろう。
(文=明日春人)
(※画像は『ブスにならない哲学』より)
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