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政治
震災後の地方選 「民主退潮」顕著に 「与党有利」の神話崩壊?
2011.11.21 22:28
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これに対し、自民党は福島で改選前1増の27議席、岩手で1増の12議席と堅調だった上、宮城では28議席で2減となったが、推薦を含めて過半数を維持した。
公明党は3県議選で改選前の計8議席を堅持、共産党は計6議席から計11議席に躍進した。みんなの党も初参戦の福島で1議席、宮城で2議席を獲得した。
4月の統一地方選でも民主党は、自民党との対決型となった5つの知事選・政令市長選で、勝利したのは札幌市のみ。自民党の支援候補と戦った11市区長選も勝利したのは4市区にとどまった。10月23日投開票の埼玉県所沢市長選でも自民党が推す新人が勝利し、民主党が支持した現職の再選はかなわなかった。
自民党選対関係者は「自民も決して強くないが、民主の『負けっぷり』が目立つ」と分析する。民主党幹部はこう語り天を仰いだ。
「災害後の選挙は有権者が実績や安定感を求めて与党に風が吹くはずだが、生活再建や復興に道筋がつけられない民主党政権への怒りが被災地だけでなく全国に広がっている。次期衆院選に向け、どう挽回していくか…」
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