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インタビュー

自らのマ○コをアートにする女性漫画家・ろくでなし子インタビュー!





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自らのマ○コを武器に世界で活躍できるか!? 漫画家の範疇を超えた作家・ろくでなし子

 女性は男性と違い、自らの陰部をマジマジと見る機会はあまりない。自分の性器を一度も見たことがない、という人だってざらにいる。しかし、クンニが市民権を得るようになってからか、はたまた、ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』で"外国では下の毛の処理は当り前"ということが広く知られるようになってからか、黒船に乗ってやってきた文化を受け入れた日本女性たちの間ではもはや、自らの鎖国部分を自分や彼氏、そしてエステティシャンの目にまで晒すのが当然になっている。

 そんな中、ついに自らの陰部を漫画やアートで堂々と表現する大和撫子が現れた。その名も"ろくでなし子"。

 彼女の本業は漫画家。『本当にあった笑える話』や『本当にあった笑える話 Pinky』(ともに、ぶんか社)などでMK(彼女はマ○コをそう呼ぶ)やエロにまつわる話を面白おかしく連載しながら、自らのMKの型を取ってデコレーションした"デコまん"や、ジオラマ風にした"ジオラまん"などの作品を制作し、ワークショップまで開催している。

 日本にそんな女性がいたとは! ぜひとも話を聞きたい! ということで、メンズサイゾーは早速彼女に連絡をとり、インタビューを依頼。すると、連載漫画の担当編集者が同席を願い出てきた。ビビった編集部。向こうが二人なら、こちらも! ということで、メンズサイゾーもライターのTに編集長のMを加えた二人で対抗することに......。


まさかの逆取材

ライターT(以下、T):担当編集者さんも同席されるということで、なんだか緊張しますね。

ぶんか社担当編集者(以下、ぶ):どうぞ気にしないでください。見てるだけですから(笑)。

メンズサイゾー編集長(以下、M):もしかして、今回のインタビューをネタに使うとか?

ろくでなし子(以下、ろ):あ、まさにそうなんです! 次号の『本当にあった笑える話』で取材されている様子を漫画で紹介しようと思っていて。

T:お~、まさかの逆取材ですか!

ろ:ダメですか? もし問題があったら......。

M:いえいえ、大丈夫ですよ。

ろ:あ~よかった! もしよろしければ、動画も撮らせてもらえますか?

T:え!? どこに載せるんですか?

ろ:あ、これは個人的な記録として......。

M:いいですよ、顔さえ映らなければ。

T:なんだかすごいインタビューになりそうですね......。


"カリスマMK"を手に入れるまで

T:初めてろくでなし子さんの漫画やMK作品を見たとき、エロを扱ってるんだけどエロくないというか、女性として凄く共感出来るなって思ったんです。

ろ:ありがとうございます! ヌケないエロです(笑)。

T:女性は初めて自分の陰部を見たとき、そのグロテスクさに恐怖にも似た衝撃を受けるじゃないですか。「自分の体はこんなになってるのか~!?」って。

ろ:私も、男の人ってよくこんなもん舐められるなって思ってました。

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T:そもそも、ろくでなし子さんがMKに注目したきっかけは何だったんですか?

ろ:外国人の彼氏がいる友達に、外国では脱毛するのが当り前で、彼氏に「何とかしてくれ!」と言われて陰毛専門のエステサロンに行った、という話を聞いて、「そんなところがあるんだ! なら私もやりたい!」って思って。ちょうど今の彼氏と付き合い立てだったから、シメシメと。

T:シメシメ(笑)。彼は日本人なんですよね? 日本の男性はまったく毛がないと引くのでは?

ろ:いえ、その時は「僕とセックスするためにキレイにしてくれたんだ~」って喜んでました(笑)。でも、脱毛してスッキリした時、前から何となく気になってたビラビラ(小陰唇)が余計に露になって、「何これイヤだ、どうしよう~」って、いてもたってもいられず手術することにしたんです。

T:手術した後の彼の反応は?

ろ:それが、まったく気づかれなかったんです! 男の人って案外ちゃんと見てないんですね。顔の整形も同じだと思うんですけど、周りの人って他人の顔なん気にしてないじゃないですか。結局は本人の気持ち次第なんですよね。だから満足するまで延々と整形を繰り返したりする。

M:男性器も同じですよね。大きい小さい、早い遅い、とか、女性は実際そんなに気にしてない。ちなみに手術代っていくらぐらいだったんですか?

ろ:16万円くらいです。

T:それは安い方ですか?

ろ:ピンキリです。某有名クリニックだと30万円くらいするし、たとえば「自転車に乗ると当たって腫れちゃうんです」と言えば保険が適用されて6万円くらいで出来ちゃう。でも私は病院のモニターだったから少し安かったんです。その代わり、術後の写真を一定期間ごとに撮らないといけなかったんですけど

T:MKの写真を!? それは絶対流出してほしくない写真ですね~(笑)。

ろ:実際に手術を受けた病院ではないんですけど、しらゆりビューティークリニックの院長がすごい人で、小陰唇縮小手術の症例の写真をすべて自分のブログに載せてるんですよ。

一同:ええ~!

ろ:もちろん、モニターの人から承認を得てですけど。症例としてあまり公に見せられるものじゃないから、いいお医者さんがいても、あまり知られていないのが現状でなんです。彼は自分の腕に誇りを持ってるから。

T:たしかに、手術に興味がある人にとってはありがたいですよね。自分のものと見比べたり、色々な人の術後の経過も見れるわけですから。

ろ:私もかなり参考にさせてもらいました。ただ、あの部分だから、警視庁が見せないようにしちゃったんです。

M:やっぱり。そりゃそうですよね。

ろ:でも、院長はすぐさま「権力に屈しない。パスワード式にしました」って(笑)。だから手術に興味のある人は問い合わせれば見れるんですよ。


"カリスマMK"が行き着いた究極のMK

T:MKに対する女性の意識って変わっていきていると実感することはありますか?

ろ:私の周りではありますね。私があまりにもMKMKMKMKって言うもんだから、それまで興味を示してなかった友達が、手伝ってくれたり、一緒に作品を作る中で自分のMKが好きになってきたって言ったんです。

T:ワークショップの参加者の人たちにも同じような変化が?

ろ:ワークショップに参加する人たちはもともと自分のMKに肯定的な人が多いんですけど、型取りをサポートしながら彼女たちのものを見せてもらえるようになってから、逆に私のMKに対する考え方が変わりました。すごく可愛い女の子が(陰部が)めちゃくちゃ毛深いのを見たとき、「うわっ、エロい!」って、男の人の心理が急に分かったんです(笑)。別にビラビラしててもしてなくても、関係ないんだ! ってやっと気づきました。

T:究極のMKを追い求めていたけれども、生まれ持ったものが究極だったと。

ろ:手術してきれいになった自分のMKを"カリスマMK"って言い張ってますけど、色々な人のものを見る中で、世界一美しいMKなんてない、みんな違って、みんな美しいってことが分かったんです。

T:おお、まさに「みんなちがって、みんないい」(by 金子みすゞ)ですね(笑)。

ろ:そうです(笑)。ビラビラがなくなってきれいになったら、なんだか無個性になってしまって。型を取ったときも何か寂しいなあ、と思ったのが、デコレーションしはじめたきっかけかもしれません。今日は作り立てホヤホヤの物を持って来ました!

一同:おお! 透明だ!

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ろ:はい、透明レジン(合成樹脂)で作ったんです。失われたビラビラをレースで表してみました。虫カゴに入れたらかわいいかなって。

T:おお、虫カゴの中にMKが(笑)。こちらが「デコまん」ですね。もはやアートですね~。もともと物を作るのが好きだったんですか?

ろ:はい、昔フィギュアを作ってたこともあって、材料を持ってたんです。で、こちらが「ジオラまん」です。

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「MK女学院」その1
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「MK女学院」その2
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「MK盆踊り大会」

T:「MK女学院」(笑)! あっ、しかもライトアップもするんですね! すごい。「盆踊り大会」は仕事が細かいですね~。

ろ:盆踊りの方も、本当は提灯を灯るようにしたかったんですけど。ここ(盆踊りのステージ裏)のカップル、青姦してるんです。

ぶ:そんなジオラマがあるんだ~。

ろ:いや、ない(笑)。作ったの。

T:え~人形も作ったんですか!?

ろ:作ったというか、ちょっとかがんでる人と立ってる人を組み合わせて、色を塗ったりして(笑)。

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「MK戦場」

M:尋常じゃないクオリティですよ。もはや遊びの域を越えてますよね。作っている最中が一番楽しいでしょ?

ろ:そうなんですよ。作り終えたら、正直どうでもよくなるみたいな(笑)。


ろくでなし子、世界的MKアーティストに転身?

T:そもそも、なんで自分のMKの型を取ろうと思ったんですか?

ろ:何でだったんだろう? あ、そもそも、バレンタインデーの時に、CK(チ○コのこと)とMKのチョコレートを作りたくて型取りしたのがきっかけだったんです。歯医者の友達がいたから、その娘から歯の型を取るピンクの溶剤をもらって、それを刺身とかが載ってる細長い発砲スチロールのお皿に載せてMKに当てて型をとって、合成樹脂を流したら簡単に出来たんです。

T:よくその手法を思いつきましたね(笑)。

ろ:すごく楽しくて、製品化できないかなと思って大人のおもちゃ屋さんに企画持ち込んだんですけど、チョコレートは賞味期限の問題や食品衛生法みたいなもので資格がないとダメだって言われてしまって。

T:残念ですね。案外売れたかもしれないのに。

ろ:でも、それをきっかけに型取りが好きになってしばらく続けてたんです。最初は「こんなバカなことをやったよ」ってTwitterで流す程度だったんですけど、それを見た友達が"デコもの"みたいにラインストーンとかでデコレーションしたら? とかアイデアをくれて。そこからだんだん楽しくなって、人(の模型)も載っけるようになりました。

T:アート作品として作るようになった、ということ?

ろ:いや~正直何も考えてないんです(笑)。「バカだね~」と言われるのが楽しいみたいな。

M:少しベクトルが違ってたらお笑い芸人になっていたかもしれないですね。もしくは、現代芸術家とか。

ぶ:最近、MK作品に没頭し過ぎて漫画はどうでもいいみたいなことを言い出しているので、大変です!

T:いや~『美術手帖』に載っていてもおかしくないですよ。

ぶ:たしかに(笑)。日本風だから外国人にもウケそう。

ろ:あ、実は、来年の6月にシアトルのSeattle Erotic Art Festival(シアトル・エロティック・アート・フェスティバル)に出展するんです!寿司とか載せて「女体盛りまん」とか作ろうかな~。

T:いよいよ世界進出ですか!


次なる挑戦は、トリオ活動

T:MK作品を展示するのは自分のMKを人に見せているようなものだと思うんですけど、羞恥心や抵抗感とかはないんですか?

ろ:この前、居酒屋に話のネタにと思ってジオラまんを持って行ったんですけど、その場にいたのが男の人ばかりで、「こうやってやったら感じちゃったりするの?」とか割れ目を擦りながら言われたんですけど、不思議と何も思わなかったんです。男の人ってそういう発想するんだ~って。

T:「イヤだ、私のMKを触らないで~!」とか生理的に拒否反応はない?

ろ:全然。むしろそんなに触りたいならどうぞ、みたいな(笑)。

T:へ~まったくの別物なんですね。

M:露出狂でも、フリーセックス主義者でもないんですよね?

ろ:露出狂気味かなと思うことはあるんですけど(笑)、フリーセックスはないですね。彼氏とシテるところを他人に見られるのは結構好きかも。ハプバー(ハプニングバー)とかにたま~に行ったりします。

M:彼氏の顔とか、人格形成に影響したものとか、知りたくなりますね。

ろ:普通なんですけど......ただ薄らぼんやりと生きているだけで......。

T:薄らぼんやり(笑)。

M:変な人に限って普通だって言うんですよ。でも実際、普通の人ほど変態というか、"壊れている"ところがあると思うんですよ。

ろ:たしかに。グループセックスの話し合いの会とかに行くと、すごく地味で真面目なんだけど、「僕は彼女が二人いて、そのうち一人とアナルセックスをして......」ということを淡々と語るんです。昼間はスーツを着て会社に行っているような人なのに。

M:抑圧されてるんでしょうね。真面目なインテリ系ってわりと変態が多いんですよ。医者や大手出版社の編集とか。「スカパー」ってイベント行ったことあります? "スカトロパーティー"の略なんですけど、俺も誘われたんですが、遠慮しました(笑)。

ろ:スカトロか~。食べたくないな~。

T:ろくでなし子さんでも、スカトロは遠慮しますか?

ろ:でも、オシッコかけられるのが好きなんで、スカトロの素質はあると思うんですよね。

T:さすが(笑)。現在、大人のおもちゃ屋でアルバイトをされているそうですが、アダルトグッズにも抵抗がなかったんですか?

ろ:実は以前は抵抗があったんです。でも、整形と今の彼とのセックスで扉が開かれたのが大きいのかも。どんどんエスカレートしている感じ(笑)。

T:やったことがないことを制覇していきたい?

ろ:自分が楽しそうだなと思ったプレイなら試してみたいですね。ちなみに、今注目してるのはトリオ活動です。

T:トリオ活動?

ろ:あ、3Pのことです。ソロ活動、デュオ活動、トリオ活動って呼んでるんで。

T:あはは(笑)。それについても、近々漫画に描かれるんでしょうか?

ろ:その予定です!

T:それは楽しみですね~。
(取材・文=編集部)

●ろくでなし子のHPはこちら

ろくでなし子のMK作品は、彼女がバイトをしている「ラブピースクラブ」(http://www.lovepiececlub.com)の店内に常設展示されているので、興味のある方はぜひそちらまで。展示はシーズンごとに入れ替わるので、12月にはクリスマス仕様の"クリまん"が登場するかも? ※注意:ラブピースクラブの店内は女性限定です。

■ろくでなし子、近日出演イベント
●第2回デコまんワークショップ(http://www.lovepiececlub.com/news/
日時:11月25日(金)18:30~21:00頃
場所:ラブピースクラブショールーム
参加費:4,800円(デコ以外の実費を含む)

●「媚薬の検証」出版記念トークライブ
「媚薬ナイト~女も男もソノ気にさせる秘薬大公開!」
日時:11月30日 開場18:30 開演:19:30
場所:新宿ロフトプラスワン
入場料:前売1500円 / 当日2000円(共に飲食代別・サソリの素揚げ一匹付き)

媚薬を飲んで試した『媚薬の検証』(著:川口友万・データハウス刊)の刊行を記念したトークライブイベント。作家・岩井志麻子と元カリスマAV女優・小室友里が語る"こんな男は媚薬を使え"、北芝健による究極のスタミナドリンクの実演からマムシの真の実力 他。ろくでなし子は、バイブコレクター作家の桃子とトーク予定。

「本当にあった笑える話Pinky 2011年 12月号」


漫画もよろしく!

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