菅前首相、政権は４年単位で評価を

　「政権というのは４年の単位でみてもらいたい」

　民主党の菅直人前首相は２１日夜、都内で開かれた民主党国会議員のパーティーであいさつし、政権の成果を衆院の任期で評価してほしいと述べた。

　菅氏は続けて「私を含む最初の２年は問題提起をして方向性は出せた。それが一つひとつ動いている」とも述べた。

　菅政権は、最後は与党内からも「居座り」という批判を浴びて短命に終わった。野田佳彦首相が環太平洋戦略的経済連携協定（ＴＰＰ）や社会保障と税の一体改革の課題に取り組んでいるのは菅政権の成果だと暗に訴えることで、汚名を返上したいとの思いがあったとみられる。

【関連記事】
【アメリカを読む】ＴＰＰめぐる日本への冷ややかな目
日本のＴＰＰ参加、米韓ＦＴＡに「刺激された」
苦渋の「提言」どまり　蓮舫氏「これから知恵絞る…」
野田さん「閣僚は不適所どころか、そもそも不適材です」
首相「ＴＰＰ例外品目でオバマ氏と密約なし」
【ｆｒｏｍ　Ｅｄｉｔｏｒ】オリンパス事件は例外か