NHK沖縄県のニュース　沖縄放送局

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自衛隊配備で反対集会

南西諸島の防衛態勢の強化に向け、防衛省が与那国島で計画をすすめている自衛隊の新たな部隊の配置について１９日夜、地元の住民や労働組合などが集会を開き、計画の撤回を訴えました。
南西諸島の防衛態勢の強化に向けた計画をすすめている防衛省は１７日、与那国島で住民を対象にした説明会を開き、陸上自衛隊の沿岸監視部隊の駐屯地を、島の南西にある南牧場に建設する考えを明らかにしました。
こうした中、島の住民や沖縄県内の労働組合などが１９日夜、部隊の配置に反対する集会を開き、およそ１５０人が集まりました。
集会では、住民が「自衛隊が置かれると島の平和が脅かされる」とか「自然が豊かな島を守りたい」などと訴えました。
そして、「自衛隊の配置は隣国との軍事的緊張を生み、住民を危険にさらす」などとして、計画の撤回を目指して活動していくことを決議しました。
この計画をめぐっては、与那国町の外間守吉町長や町議会の過半数を超える議員が賛成していて、防衛省では、平成２７年度中の部隊の配置に向けて今後用地の取得などをすすめていく方針ですが、与那国島では計画に反対する住民の意見も根強く、今後自衛隊の配置をめぐる議論がさらに活発化するものとみられます。

11月20日　19時19分

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