【ソウル聯合ニュース】LGグループ傘下の上場企業10社の7〜9月期の純利益が前期比で約4000億ウォン(約270億円)減少した。韓国の売上高上位10グループの純利益も前期に比べて縮小している。
金融情報会社エフ・アンド・ガイドと金融監督院によると、業績を発表していない持ち株会社LGと金融会社を除くLGグループ参加の上場企業10社の純利益は7〜9月期に4256億ウォンの赤字を計上した。4〜6月期の9329億ウォンの黒字から大幅に後退した。
証券会社が予測する持ち株会社LGの純利益は平均で約3102億ウォン。LGの純利益を合計すると、LGグループ上場企業11社の純利益は約1200億ウォンの赤字となる。11社の純利益が赤字になるのは初めて。
グループ会社別にみると、LG電子は4139億ウォンの赤字、LGディスプレーは6875億ウォンの赤字となった。LG化学は前期比18.1%減の5116億ウォンの黒字だった。
証券会社の関係者は同グループの業績悪化について、「スマートフォン(多機能携帯電話)部門でしっかり対応できなかったことが問題だった。最高経営者が革新と挑戦を重視するかどうかによって、勝敗が左右されるようだ」と話した。
一方、売上高上位10グループをみると、サムスングループ(サムスン重工業は除く)の7〜9月期の純利益は4兆288億ウォンで、前期比2.1%減となった。サムスン電子の純利益は3兆4417億ウォンで、前期比1.84%減。サムスン物産は41.6%増の1010億ウォン、サムスンエンジニアリングは15.8%増の1302億ウォンだった。
現代・起亜自動車グループの純利益は3兆2677億ウォンで、前期比で32.4%減少した。現代自動車は前期比16.9%減の1兆9183億ウォン、起亜自動車は42.6%減の6479億ウォンだった。
ポスコグループの純利益は2331億ウォンで、前期比83.0%縮小した。韓進グループ(持ち株会社・韓進は除く)は赤字幅が4〜6月期の2528億ウォンから7〜9月期に6103億ウォンに拡大した。現代重工業の純利益は6207億ウォンで、前期比29.2%減となった。