NHK宮城県のニュース 仙台放送局
震災でヒ素流出 対策を説明
東日本大震災で気仙沼市の金の鉱山の跡地から有毒なヒ素を含む土砂が流れ出た問題を受け、周辺の安全を確保する対策が決まり、住民への説明会が行われました。
気仙沼市本吉町にある金の鉱山「大谷鉱山」の跡地では、有毒なヒ素を含む土砂が地震の揺れで液状化して高さ15メートルの囲いを乗り越え、一部は川や流域の田畑にも流れ込みました。
周辺の住民からは不安の声が上がり、現場の管理会社を子会社に持つJX日鉱日石エコマネジメントは、土砂の囲いの高さをこれまでの15メートルから39メートルにかさ上げする対策を取ることを20日、地元の住民に説明しました。
出席した住民からは囲いの耐用年数がどのくらいあるのかやヒ素の濃度が基準より高い場所で井戸や沢の水を使っても大丈夫かといった質問が出ていました。
気仙沼市によりますと、周辺の井戸や沢の水に含まれるヒ素の濃度は飲み水の水質基準の最大で24倍ありましたが、洗濯などに使うには問題のない濃度だということです。
会社側は平成26年1月までに対策工事を終えたいとしています。
11月20日 19時05分
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