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「なぜ謝罪会見を開かないのですか?」~『茶のしずく』被害者の慟哭

2011年11月18日 19:00

yuka.jpg 14日の厚生労働省の報告を受け、テレビや全国紙で『茶のしずく』事件に関連した報道が続いている。

 ただ、被害者にとっては、あまり喜べる状況ではないという。それは肝心の悠香が、現在に至っても因果関係を認めず、謝罪をしていないからだ。死に至る可能性もある危険物を世に出してしまったというのに。自主回収を実施したのは、厚労省から注意喚起を受けてから7カ月後だった。しかもその7カ月間、悠香は危険物のCMを公共の電波を使って流し続けた。そもそもアレルギー症状の根源であるとされる「グルパール19S」は、安全性試験が実施されていない成分だった。
残念ながらそこまで踏み込んでいる報道は、NET-IB以外に見受けられない。悠香のこれまでの対応は、「新しい病気だから知らなかった」ではすまされない。自ら471人の症例を報告したのであれば、早急に謝罪会見を開くべきだ。

 責任をとらず、このまま計画倒産する気ではないでしょうか?――被害者の間には、そんな声もささやかれている。

 被害者が望んでいるのは、言い訳がましい悠香社員の訪問や見舞金、また「小麦フリー」を勧める冊子でもなく、中山慶一郎社長による謝罪の言葉なのだ。

 パン、ピザ、パスタ、そば、ラーメン、たこ焼き、お好み焼き......大好きだった食べ物は、悠香によって取り上げられた。悠香の担当者の訪問によってさらに心のキズを深め、病気がちになっている被害者がいる。そういった被害者は、悠香とのやり取りで生じるストレスが懸念となり、被害者弁護団への委任も躊躇している人が多いという。

 「いますぐにアレルギーを治してほしい。それができないなら、とにかくすぐに謝ってほしい」――実際は471人の数倍には上るとみられる被害者は、苦しみの日々を送っている。

【山本 剛資】


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