日本代表への対応 対抗措置か
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日本代表への対応 対抗措置か

11月20日 1時21分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

サッカーワールドカップのアジア3次予選で、今週、ピョンヤンで試合を行った日本代表が現地で厳しい対応を受けたことについて、北朝鮮の新聞は、今年9月に北朝鮮代表が日本で対戦した際の受け入れ姿勢に対する対抗措置だったことを示唆しました。

ワールドカップのアジア3次予選で、サッカー日本代表は、今月14日にピョンヤン入りし、15日に試合を行いました。日本代表は、ピョンヤンの空港で手荷物検査を終えるのにおよそ3時間半かかったほか、宿泊先のホテルで当局の徹底した監視を受けるなどし、日本国内では北朝鮮側の厳しい対応に批判の声が出ています。これについて、朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、今年9月に北朝鮮代表が日本で対戦した際の日本側の対応を取り上げて反論する記事を掲載しました。この中で北朝鮮側は「日本での入国審査で、指紋や写真を撮られて全身くまなく調べられたうえ、ホテルで監視員に見張られ、練習場所に行くときは、貨物用のエレベーターに乗せられ、まるで刑務所のようだった」などと主張しています。記事は、今回の北朝鮮による対応が、日本側の北朝鮮代表への受け入れ姿勢を巡る反発を背景にした対抗措置だったことを示唆したものと受け止められています。