- 会社名
- 株式会社DYM
- 所在地
- 東京都目黒区目黒1-4-16 目黒Gビル9F
- 資本金
- 5,000万円
- 事業内容
- ・SEM・SEO事業
・メディア事業
・アフィリエイト運用事業
・リスティング運用事業
・システム開発事業
・IT×医療事業
- 設立
- 2003年8月
- ビジョン
- IT×医療の領域で世界No.1カンパニーを創造する
- 売上
- 2012年 24億円(見込み)
2011年 13.5億円
2010年 9.1憶円
2009年 5億円
- 株式公開
- 未上場
- 採用計画
- ●2012年 新卒採用 20名採用予定
●2011年 新卒採用 13名採用
●2011年 中途採用 30名採用予定
- URL
- コーポレートサイト
http://dym.cc/
家事代行ナビ
http://echoice.to/
みんなのクーポン
http://minpon.jp/
- 1980年生まれ。23歳で起業。
医学部在学中にWebサイトを立ち上げる。
ほぼ一人で運営していたサイトは、毎月1億5000万ページビューを獲得するほどに成長。そこからインターネットの世界にのめりこむようになり、個人事業主として事業化。
2003年には、有限会社DYM(現DYMの前身)を設立。
大学を卒業し医師免許を取得するも、経営の道を歩むことを決意。以降、会社の成長を牽引している。
株式会社DYM:水谷佑毅社長「『IT×医療』事業で、今期中に海外進出を」
SEM・SEO事業で得た収益を「IT×医療」の分野に還元するという独自の活動で、収益事業と社会貢献を同時に行っている「DYM」。昨年度の成長と今後の展開について水谷佑毅社長に聞いた。
―この1年で、 事業内容に変化は?
- 水谷:
- 事
業内容そのものに、あまり変化はありません。収益を得るための活動としては、ウェブプロモーション事業とメディア事業を行っています。ウェブプロモーショ
ン事業は、ヤフーやグーグルなどの検索エンジンで結果が上位になるように施策を行い、クライアントのホームページにより多くの集客があるようにお手伝いす
るSEM・SEOが中心です。また、メディア事業は、自社で200の多岐にわたるウェブサイトを運営しています。
さらに、これらの事業で得た収 益を運用して、社会貢献事業を行っています。利益を得るばかりではなく社会に還元したいとの思いからです。具体的には「IT×医療」という領域を開拓し広 める活動をしています。インターネットを使って一般の人に医療の知識を広めたり、よりよい治療を受けられるよう情報を提供したりする活動です。
なぜ医療にこだわるかというと、私自身が医学部を卒業し、医師免許も持っているからです。大学では公衆衛生を専門に学びました。公衆衛生とは、医療の正し い知識を広め、人々を健康な状態に促す分野です。医者にならなかった分、この仕事を通して医者100人分、1000人分の貢献をしていく心構えです。
―「IT×医療」の領域で今、取り組んでいることは?
- 水谷:
- 一
般の人がインターネット上で医師に相談できるサイトをつくっています。気になる症状があっても病院に行くのをためらったり、忙しさにまぎれてつい後回しに
したり、あるいは病院には行きたいけれど何科で受診していいのか分からなかったりすることがあると思います。そういう時、インターネットで医者に相談でき
たら安心できるのではないかと考えました。
例えば、鼻血にしても一般の人はティッシュを詰めて血を止めようとします。しかし、これは間違った処 置の仕方です。鼻血はのどに流れないように外に出し続けなければなりません。こうした基本的な病気やケガであっても、正しい知識をもたない人が多くいま す。医者が正しい情報を提供することで、そうした間違いをなくしていきたいのです。
今もう一つ取り組んでいるのは、病院の検索サイトです。「医者が薦めるいい病院」というような内容で、専門の医療機関や医師を紹介するサイトをつくっています。これらのサイトは今年中にできあがる予定です。
また、介護の分野でもサイトを展開していくことを考えています。既にノウハウはあるので、介護に限らずどんな分野にも応用できます。
―海外への進出も視野に入れているそうですね。
- 水谷:
- はい。今期中のアジア進出を目指しています。タイやシンガポールは今どんどんIT分野が成長していて、需要も大きいのです。これまでに自分たちが培ってきた技術やノウハウをそうした国に向けて輸出していけたらと思います。
これは弊社の強みでもあるのですが、ウェブプロモーション技術とサイト設計技術で培ったノウハウによって、高いコンバーション(成約)率を誇っています。海外でも他社に負けることなく、満足度の高いサービスを提供していけると確信しています。
―今後の事業計画は?
- 水谷:
- 1〜2 年以内に、「IT×医療」事業の売上高を既存事業と半々くらいの規模に引き上げたいですね。中長期的な目標としては、「IT×医療」の領域で世界ナンバー ワンの企業になることです。最近、この分野にソフトバンクが参入してきました。新たに参入しようとしている企業は他にもあります。それだけこの「IT×医 療」が注目の領域であるということです。私どもはそうした大手の競争相手をもしのぐ売上高を達成したいと思い、社員一丸となって努力しています。ネットか ら人を集めるマーケティング力には自信があるので、勝算は十分にあると読んでいます。
―これから人材も増やしていく予定ですか?
- 水谷:
- そ
うですね。大幅な増員を予定しています。以前は「少数精鋭」を意識していたのですが、今は「1人のスーパーマンより、3人の普通よりちょっとデキる社員」
が欲しいです。最近のテーマは“誰でもできる仕事”なので、特別な能力がなくてもかまいません。残業も多いですし、やはりタフで普通よりは仕事ができても
らわないと困ります。
お陰様で現在のところ、たくさんの就職希望者に応募いただいています。競争率は200倍です。しかし、その分やる気にあふれた志の高い人材が集まってくるので喜んでいます。
現在の社員の平均年齢は25〜26歳です。若いエネルギーをいい形で仕事に向けてもらうために、レクリエーションの機会は多く設けています。飲み会も頻繁にやりますよ。そうやって日ごろの仕事でたまったガスを抜いて、社員同士のコミュニケーションを図っています。
―最後に読者にアピールを。
- 水谷:
- 医 療をITに落とし込むことで、日本をはじめ世界中の人たちが健康で幸せになれる環境をつくっていきたいと考えています。ビル・ゲイツは起業してお金を稼 ぎ、現在はそれを社会に還元していますが、私の考えは少し違います。お金をためてからではなく、ためながら同時に社会貢献もしていきたいのです。目標は高 いですが、今までやってきたことを信じて、これからもたゆまず成長していきたいと思います。私たちの今後の活動に期待してください。
―本日はどうもありがとうございました。