インド、射程5千キロのミサイル発射実験へ
2011年11月19日(土)9時11分配信 読売新聞
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【バンコク=新居益】インド政府は、核弾頭搭載可能で中国全土を射程に収める弾道ミサイル「アグニ5」(射程5000キロ・メートル)の発射実験を、来年2月までに実施すると発表した。
ミサイルは、射程5500キロ・メートル以上と定義される大陸間弾道弾(ICBM)に匹敵する能力を持ち、インド政府はICBMだとしている。インドは「実験に成功すれば、米露中といったミサイル大国の仲間入りを果たす」(政府高官)と、その戦略的意義を強調している。
「アグニ」はサンスクリット語で「炎」の意味。報道によると、3段式で固体燃料を使用する。同ミサイルに搭載する各個誘導多核弾頭(MIRV)を開発中と伝えられ、成功すれば、ミサイル防衛網の突破が可能になる。