府審議会142「多すぎ」 近畿2番目に自民議員が苦言
京都府が設置する学者や専門家でつくる審議会や有識者会議の数に対し、府議会の自民党が苦言を呈した。各分野別に142の審議会などが置かれ、近畿府県では2番目の多さ。18日の府議会決算特別委員会で「多すぎる。可能な限り廃止すべきだ」と迫った。
審議会は各分野の政策や課題に応じて意見を聞く機関で、法律や条例、要綱に基づいて設けられる。近畿2府4県で設置数をみると、大阪が最多の239、京都に次いで奈良も131、滋賀は115で5位。京都府ではこれに任意設置の会議が39もある。
この日の決算特別委総括質疑で、自民党の多賀久雄府議が「すべて必要なのか。政策立案や実行の意思決定に時間がかかりすぎる」と指摘し、見直しを求めた。
府議会では審議会の経過や結論の報告は受けているが、本来、政策チェックは議会の仕事。議会の在り方が問われる中、多賀府議は「われわれも変わっていきたい」とも発言し、政策立案に積極的に関わっていく姿勢も示した。
【 2011年11月19日 10時50分 】
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