最終更新: 2011/11/19 23:05

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化粧品を狙ったベトナム人らのグループによる万引きの実態が防犯カメラに 6人逮捕

東京都内の店舗で、店の防犯カメラがベトナム人らのグループによる大胆かつ、巧妙な犯行の実態をとらえた。標的は日本の化粧品だった。
防犯カメラが、組織化された巧妙、悪質な万引きの瞬間をとらえた。
その手口は、まさに「窃盗団」そのものだった。
1人の男が店内に入り、買い物かごを取った。
男は通路を歩きながら、一見、無造作に商品をかごの中に入れた。
商品は、女性用の化粧品が中心だった。
それらを隠すためか、上には、ごみ袋のような別の商品が乗せられた。
そして、かごを持ったまま、男は店の奥へ向かうと、棚の奥の防犯カメラの死角に入った。
そのあと、別の防犯カメラがとらえた映像では、男の手にかごはなかった。
そして、携帯電話でどこかに連絡をしている様子の男の姿が映っていた。
数分後、今度は別の男が、大きなバッグを持って店に入ってきた。
そしてまた、数分後、かごを持っていた最初の男と大きなバッグを持った男が、相次いで店を出て行った。
かごに入っていた商品は、防犯カメラの死角で、バッグの中へと入れ替えられていた。
被害に遭った店の担当者は「大きいカバンを持って店内に入ってくる。そのバッグの中に商品を詰め込んで出て行く」と話した。
そして、お店にとってショックなことに、さらなる悪質な手口が明らかになった。
万引き防止装置は、レジを通っていない商品があると警報が鳴るシステムだったが、万引きした商品が入ったバッグが装置の前を通過しても、警報は鳴らなかった。
このバッグには、盗んだ商品の感知を防ぐ、特殊な仕掛けが施されていた。
被害に遭った店の担当者は「7月中旬ごろから出没していて、(7月中旬〜)9月の頭ぐらいまでで、10件で、150万円ぐらいの被害が発生しております」と話した。
男たちは、ほかの店でも同様の犯行に及び、顔写真などがすでに配布されていたため、店ではすぐに警察に通報。それが逮捕へとつながった。
被害に遭った店の担当者は「仲間が仲間を呼んで教えたりしてますから、もう、そういう仕組みができていると思います」と語った。
警察はこれまでに、実行犯グループ2組、6人のベトナム人窃盗グループを逮捕していて、転売目的の組織的犯行とみて、万引きした商品の流通ルートの解明を急いでいる。

(11/17 18:43)


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