IAEA総会:ウラン濃縮など北朝鮮への懸念表明を決議

2011年9月22日 21時30分 更新:9月22日 23時23分

 【ウィーン樋口直樹】国際原子力機関(IAEA)の年次総会は22日、ウラン濃縮計画の開始や軽水炉建設を表明した北朝鮮に対し、懸念を表明する決議案を全会一致で採択した。決議はまた、北朝鮮に、核拡散防止条約(NPT)などを完全に順守し、今後核実験を行わないよう求める一方、外交的解決を図るため6カ国協議を支持することも表明した。

 昨年の総会では、イスラエルの核能力を巡るアラブと米欧の対立を背景に、日米欧などから提出された北朝鮮決議案にアラブ側が修正を要求。全会一致による決議採択の「慣例」が破られる異例の事態となった。今年はアラブ側からイスラエルの核問題が持ち出されていないため再びコンセンサスが実現した。

 また、年次総会ではこの日、東電福島第1原発事故を教訓とする原発安全強化の「行動計画」が承認された。

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